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マンション フォンティーヌ

マンション フォンティーヌ

マンション フォンティーヌ

作家
小路幸也
出版社
祥伝社
発売日
2023-10-12
ISBN
9784396636548
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マンション フォンティーヌ / 感想・レビュー

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starbro

小路 幸也は、「東京バンドワゴン」シリーズ中心に読んでいる作家です。訳アリの善良な人々を引き寄せるマンション フォンティーヌを巡る連作短編集、良作なのでシリーズ化を希望します。作中作 羽見晃作「浅い水たまりを跳ぶ」も読んでみたい。 https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=9784396636548

2023/11/18

やも

随分綺麗な話だな。古き良き昭和のご近所付き合い、同じ釜の飯を食う、みたいな。マンション・フォンテーヌの住人や不動産に関わった人たちの連作短編集。隣にいる人のことを少しずつ知っていく面白さってあるよね。話すきっかけがうまいこと巡ってきて、どんどん絆が深まっていく的な。こんなん今の時代には難しいやろ…って気持ちもあるけど、個人情報だコンプライアンスだってうるさい時代に、このゆるゆるフワフワ優しい話たち。癒やされたぜ!

2024/04/09

ゆみねこ

墨田区鐘ヶ淵築60年の[マンション フォンティーヌ]は、中庭に噴水、真っ白なアーチのフランスにあるような建物。78歳・フランス人の大家さんとワケアリの住人たち。そして強面の管理人。こんなマンションに暮らしてみたくなる。小路さんの描く物語は、疲れた心を癒やしてくれる。シリーズにならないかな?嶌谷さんのその後の物語を読んでみたい。

2024/02/26

itica

古いけれどフランス風の洒落たマンション「フォンティーヌ」の住人たちの物語。中庭があるのが素敵。住人同志が付かず離れずの関係性が魅力かな。訳ありでも何でも、大家さんの決めた入居者たちはみんな心根が良いね。心配事があっても頼りになる面々だ。こんなマンションなら住んでみたいと思わせる、ほっこりしたお話だった。

2024/02/06

hirokun

★4 私は、二日に一冊以上のペースで本を読んでいるが、この作品を読んでいると何かホッとして気持ちが落ち着く。 他人の事を自分事として考えられ、そのような人たちと交流が出来、安全、安心を提供してくれる住まいがあり、これだけの事さえあれば人間は人間らしく生きていくことが出来る。そんなことを感じさせてくれる作品。常日頃の在り来たりの生活の中にこそ、人生の基盤となりうるものを構築していく必要があると思う。

2023/11/12

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