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違国日記 (10) (フィールコミックス)

違国日記 (10) (フィールコミックス)

違国日記 (10) (フィールコミックス)

作家
ヤマシタトモコ
出版社
祥伝社
発売日
2023-02-08
ISBN
9784396768768
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違国日記 (10) (フィールコミックス) / 感想・レビュー

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ツン

難しい、、庇護されるべき子供じゃなくなれば、私は一人になってしまうの?そういうことなのかな?

2023/02/15

ネギっ子gen

【やりたいことぉ、あるよでないよであるよでないの巻】朝、高校2年の晩秋。心だけを置き去りにして大人になることが恐ろしかった――。「何もない」ことに凍え、「解決しない問題」はどうすればいいのか? 周りに聞き回った挙句、朝は思う。<わたしの道はけわしく、さみしく、標もなく、先行く人も共連れもなく、だがその「何もない」ということこそがいずれ、わたしが自由である証であり、標になるのだった>と。巻末に、そんな朝の頼れる友・神田のサービスショットも。漢(おとこ)前だ! 今巻も、会話の絶妙な台詞回しに、ホント痺れたぁー

2023/02/25

kayo

10巻で話がひと回りして1巻の冒頭のシーンに戻ったのでまとめ感想。「叔母さんは小説家で、親が死んで超つらくて、音楽に深みが出てもおかしくないはずなのに、どうして全然パッとしないのか」という慰めようのない悩みの持ち主の高校生の朝。その叔母で小説家で感性豊かで人見知りで不器用で大人っぽくない大人の槙生は、親族内で盥回しになりそうだった朝を引き取り同居を始める。未成熟な朝と大人の槙生や、他の若者たちが持つ一瞬で通過し消えそうな感情や感覚、湧き立つ悩み不安や疑問などに出くわす彼女たちの会話や行動がとても瑞々しい。

2023/02/16

「違う国の女王の王座のかたすみで眠る私の好きな夜」「もうすぐ子どもでなくなるのに、私はいつまで許されるのだろう」無邪気に家族になるには、朝は子どもではなさすぎて。でも槙生のことは大好きで。一緒にいたくても、相手の意志も大事にしたいと思う位には朝は大人になっていて。いや、はっきりと違国から出ていけと槙生に言われる怖さもあるのか。槙生の世界は確立しすぎていて、違国から自国にはなり得ないのもあるんだろう。どちらにせよ、キリキリとした朝の不安と悲しみと。女王の写真は違国から旅立つ時のための形見かな。

2023/02/24

ozoz

なんでもない会話のなかに、はらんだものが複雑で、切なくて、時間は流れて。いとおしい作品。朝、高校三年生。春。に、うぉぉぉとなる。自己肯定感とか、大人にどうなってなるのかとか、朝ちゃんの、ふにゃんとゆがんだ口元がなんだか良いのです。

2023/02/25

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