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能面鬼

能面鬼

能面鬼

作家
五十嵐貴久
出版社
実業之日本社
発売日
2021-12-02
ISBN
9784408537979
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能面鬼 / 感想・レビュー

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W-G

毎年八月になると、ヒンヤリ出来るものを読みたくなる。というわけで、今年はこの本を手にとってみた。結論からいうとイマイチ物足りず、夏の夜を満喫するには至らなかった。散々やり尽くされたスラッシャー系統の作品だけに、何か一つでも目新しい要素がないと、読み手としては既視感の強さばかり印象に残る。被害者たちのお間抜けな行動などは、お約束として目を瞑るにしても、殺され方の意外性やインパクトなど、不謹慎な言い方にはなるが、いかに意表をつくかがコレ系の作品では大事。あとは、殺人鬼のマスクも大切。能面はありきたり。

2022/08/29

いつでも母さん

全ては大学の新歓コンパで起きた諸井保の悲劇、いや事件に因る。あぁ、親なら悔しいに決まっている。隠蔽されたなら尚の事恨むだろう。その場にいた8人のに保の一周忌法要の案内状が届き保の岡山の実家の寺に向かうのだ。もうこのあたりからゾクゾクする。多分凄惨な復讐劇が始まるのだろうと私の予想を大きく超えて、過去に起きた33人が殺された事件と重なって来るのが怖い。そしてラスト3ページは更に怖い。やっぱり一番怖いのは生きてる人間だと思う・・

2021/12/26

まちゃ

おどろおどろしい表紙が印象的な一冊。血縁の因縁を軸としたホラーもの。岡山の山奥が舞台ってところは横溝正史作品へのオマージュなのかな。事件の起こりとなった、新歓コンパで急性アルコール中毒で死んだ新入生を海に落として死因を偽装とか。死んだ新入生の親族一同揃って復讐とか。B級感漂う作品でした。

2022/01/23

閉鎖された山寺の殺戮。予想通りの展開ではあったけど、この感じの作品は久々。けっこう楽しんでしまった

2022/03/11

とん大西

ぅわ~怖いコワイ(*_*;。残虐と恐怖の応酬。確信せざるを得ない狂気。新歓コンパでのアルコール中毒死、可愛い跡取り息子、現場に居合わせた学生、そして舞台はひなびた山寺。復讐劇は昭和感満載の王道路線ではある。が、事件を解決に導く金田一耕助や金田一少年は存在しない。どうするどうなる着地点。明けない夜が加速させる恐・狂・凶…。更にぶっとんだラスト数頁…おぞましい(^_^;)

2022/02/11

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