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十字路

十字路

十字路

作家
五十嵐貴久
出版社
双葉社
発売日
2024-03-21
ISBN
9784575247282
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十字路 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

久しぶりの星野警部シリーズ最新刊!くう、こんな真相はキツイ。どんよりモヤモヤ・・そして、いや~な雰囲気が私を包みだし、あってはならない残酷な終章へ突入する。バディを組んだ坪川が納得できなくても、私は了承するのだ。恭介には申し訳ないけれど流夏よ、どうぞ安らかにと心から祈りたい。

2024/04/15

ごみごみ

五十嵐さんはホラーのイメージが強いが、こういう硬派な警察小説も面白い!シリーズものだと知らずに、初めましての星野警部。他の2冊は未読だが、この作品だけでも十分楽しめる。怪しい人物は示唆されているものの、2つの事件の繋がりと動機が全く分からないまま、終盤へ。暴かれた真相は意外な、そしてなんとも酷いものだった。人の人生をめちゃくちゃにし、心を殺した鬼畜。ラストの星野警部の言葉に激しく共感を覚えた。どんな手を使っても、何年かかっても、終わらせて欲しい。

2024/04/04

kei302

「小学校」の「男性教諭」が自宅近くの十字路で殺された。やっぱりな、そんなことだろうと思ったよ。事件の裏は予想できた。思っていた以上に胸が悪くなるような奴らが次々と出てきます。星野捜査員に全員を炙り出してほしい。一気読み、怒りで頭がクラクラしてる。

2024/04/24

よつば🍀

『誘拐』『贖い』に続く星野警部シリーズ第三弾。激しい雨が降る夜、帰宅途中の男性教師・織川が刺殺され死亡。事件未解決のまま一年が経過し、今度はトリカブトの毒入りチョコレートで、バー経営の椎野が殺される。二つの事件は一見なんの関係もなさそうだが、唯一の共通点として其々の娘と息子が天才的な絵の才能の持ち主である事が判明する。この時点で犯人予想は付くが、動機は一向に見えて来ない。織川の義娘・詩音と椎野の息子・流夏。二人が味わって来た苦痛と絶望を知ると鬼畜とも思える被害者へ同情の余地はない。結末はあまりにも哀しい。

2024/04/22

akiᵕ̈*

家の近くで何者かに刺殺された小学校教師の織川は、教育指導に熱心で父母からも評判が良く、周りで悪く言う人は誰もいなかった。高1の娘・詩音は絵の才能があり、絵画コンクールで賞を受賞。同じ高校出身の流夏も詩音と同じ絵の才能を持っていた。そして父親が毒殺される。織川の犯人が分からぬまま、この2つの話が交錯し、迎える結末に近づくにつれ胸の内がザワザワし始め、それがあまりにも残酷で悍ましい最悪の結末へと引きずりこまれる。目の付け所が鋭く捜査に向き合ってきた星野警部が最後に義務としてとった行動は意外だったが同意したい。

2024/03/21

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