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死刑狂騒曲 (実業之日本社文庫)

死刑狂騒曲 (実業之日本社文庫)

死刑狂騒曲 (実業之日本社文庫)

作家
嶋中潤
出版社
実業之日本社
発売日
2018-12-06
ISBN
9784408554488
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死刑狂騒曲 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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さっこ

刑事訴訟法第475条とは、死刑判決確定の日から6箇月以内に死刑を執行すると明記されている。しかし現実は法務大臣自ら法令違反を犯している。死刑が是か非かを問うた作品はありますが、現実として「死刑」という制度があるのに、法令を守らない国の機関に対して問うた作品でした。テロ組織が死刑囚の解放を求め、人質を殺害する。テロに屈するべきではないという考え、人権の観点からの考え、犯人を追う警察、中盤までサスペンス満載でした。最後は、ちょっと緩んじゃった印象も受けましたが一気に読めました。

2020/01/15

ナミのママ

嶋中潤さん、2冊目です。乗り物のお供にサラーッと読める警察モノかと思ったら、ガッツリ中身の濃い小説でした。誘拐事件から始まり、政府が動き、死刑制度のあり方を問う内容。現在までの自分とは無縁の出来事で、なかなか深く考える事がてきませんでした。しかし当事者やその周囲の人にとっては大変な事と思います。最後のどんでん返しが人間らしくて、驚きより納得してしまいました。

2019/01/24

momi

テロ組織からの要求は三人の死刑囚の解放…さもなくば人質を処刑する!!犯人の目的はいったい何なのか!?第3章までは犯人側と警察とのスリリングな展開、一気に読ませてくれます!第4章「判決」では…全国民を巻き込んでの大判決…それぞれの選択の過程が描かれています!問いかけたい…そして訴えかけたい思いとは「あなたは死刑を選びますか?!解放を選びますか?!」死刑制度をモチーフにしたサスペンスミステリー!!もう少し掘り下げて描かれていたらと思うところもあるが、深く考えさせられる作品で、どんでん返しありで面白かったッ!!

2018/12/30

坂城 弥生

冒頭、登場人物の個性がわからなくて読み進めるのが大変だったけど、段々引き込まれてきた。 人の死を願いながら生きなければならないのは確かに地獄かもしれない。 エピローグは要らなかったんじゃないかな。

2019/10/23

あっちゃん

社会派のミステリーにも関わらず、発想が奇抜(笑)テロを装って死刑囚の解放を求める、その真相は?死刑、だけでなく、いろいろ考えさせられる!ラストのドンデン返しは、伏線はってあったので、ナルホドと納得( ̄▽ ̄)

2019/09/19

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