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自分の運命に楯を突け (青春文庫)

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

作家
岡本太郎
出版社
青春出版社
発売日
2016-04-09
ISBN
9784413096430
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自分の運命に楯を突け (青春文庫) / 感想・レビュー

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ヒロミ

なんかふしぎな構成の印象だったんですが、人生相談を編集した本だったんですね。今なら村上隆が人生相談に答える的な感じだったんですかね…ちょっとちがうか。「人生、即、夢!」ってフレーズがいいですね。「悪・即・斬!」みたいです。太郎さんの本はいつも熱くて情熱的で、ソルボンヌ大学出身のインテリなのに(だからこそ?)八方破れでかなり人間的に魅力的です。周りにいる人はたまったもんじゃなさそうですが…。写真家のキャパの恋人ゲルダとの話にはビックリしました。太郎さんはもはや歴史上の人物ですね。

2021/04/14

ふ~@豆板醤

シンプルかつストレートな太郎節が炸裂してて好きな本!「己を貫け、平気で闘え、自分のスジを守れ、マイナスに賭けろ」という内容は『自分の中に毒を持て』と同じだけど「"会社のなかの自分"ではなく"人生のなかの自分"を考える」「尊敬する人をもつことは甘え」等々、身近なテーマもあって内容に入りやすい。もっと正直に堂々と生きなさい、というメッセージはとても素敵。「限界は考えない、人間ははじめから限界のふちに立たされているんだから」

2016/11/16

ロビン

太郎は孤独を抱きしめて社会とぶつかっていけ、とか書くので友人もいらない主義だと誤解されがちな気がするが「強い人間であっても友だちは必要だ。強ければ強いほど、みんなと一体にならなければいけない。みんなと一体になるということは・・自分の作品や発言を通してコミュニケーションしていくことなんだ」と書いているし、ロバート・キャパとその妻ゲルダとの友情の逸話はとても熱い。我々読者も作品を通して太郎の友人になれているのだと思うと嬉しい。また、絵を売らない主義を貫くため、原稿の前借をしたりする程貧乏をした話にも打たれる。

2022/07/09

はふ

21世紀に入ってから、本の性質というか、役割のようなものが変わったように思う。科学やITのテクノロジーが急速に発展し、今まで分からなかった多くの事に、回答がつき始めた。21世紀に登場した哲学者の名前は聞かなくなり、自然科学やビジネス書などの、知識を得られる読書に、シフトチェンジしていった。 そんな現代を生きる我々に、1980年の岡本太郎が熱烈なメッセージを送ってきた。それが本書だ。人が生きていく上で決して、本当に正しいことには巡り会えない。そんな人生だからこそ、岡本太郎の言葉が生きてくるのである。

2020/11/19

清作

1979~81年にかけて『週刊プレイボーイ』で10代~20代の男性の人生相談に答えていた「にらめっこ問答」という連載を再構成したもので、『自分の中に毒を持て』の続編に位置づけられる一冊。他人の目など気にせず、失敗を恐れず突き進め!という岡本太郎の熱いメッセージが溢れている。人生に迷った時、孤独の寂しさに押しつぶされそうな時、絶望した時、この本や『自分の中に毒を持て』を読み返したい。

2016/06/13

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