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! (アルファポリス文庫)

! (アルファポリス文庫)

! (アルファポリス文庫)

作家
二宮敦人
出版社
アルファポリス
発売日
2011-07-21
ISBN
9784434157554
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! (アルファポリス文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

徒花

うーん、まあまあ。もっとオカルト的なホラー小説なのかと思ったけれど、どちらかというとサイコサスペンス色が強い3作品が収録されている。持っているのがスマホではなくガラケーであるところに時代を感じる。ちなみに、「!」という作品名のものは収録されていない。『クラスメイト』はいちばんありがち、『穴』はまあまあだけど、ちょい粗が目立つ。『全裸部屋』は個人的にいちばん好き。ただ全体的にちょっと作品のテーマについて説明がすぎる部分があるかもしれない。そこがいいのかもしれないけど。

2020/09/14

かみぶくろ

中編ホラー三編。内容は完全にB級ホラー映画(しかも邦画)のそれなので、つまり一定の需要があり、たまに自分も読みたくなる類の本。最後の「全裸部屋」だけ趣向が違い、狭くなり続ける部屋でひたすら置かれた状況と死について考察する内容だが、自分の言葉による自己暗示が生理的恐怖や苦痛を上回るって、さすがにそんなことはないだろうと激しくツッコミたくなった。でも不条理感は嫌いじゃないです。

2019/08/25

セウテス

作者デビュー作品のホラーミステリ。「クラスメイト」僕ケイタは高校への通学途中で、携帯電話を拾う。それには、クラスメイトが斧にてミンチの様に切り潰され、胸と胴が離れて死んでいる姿が記録されていた。本作はリアルな恐怖と、意外な犯人で楽しめる。現代において、携帯電話がサイコの連鎖を生むという表現にはピンと来ないが。「穴」偶然空けた穴の先は、殺人鬼が住む部屋だった。「全裸部屋」何故自分が死ぬのか、理由が解らないまま時間が過ぎる恐怖。3作とも、納得出来る人物像が居なくて、行動内容も否定的になる事が残念に感じる。

2019/10/05

mr.lupin

ずっと手元に積んであった本を読了。三篇からなるホラー小説だった。「クラスメイト」は有りがちな設定の中で最後は意外な犯人だった。「穴」は三作品の中では一番良かったかな。「全裸部屋」は、何がどうなってその部屋にいるのか、そこがわからず全く意味がわからなかった。まぁ、全体的に細かい部分を無視して読めばそれなにり楽しめた一冊だった。☆☆☆★★

2020/07/24

hushi亜子

ホラーなんだけど、混乱させられる。「クラスメイト」は、ある携帯を拾ったことから恐怖が始まる。犯人は想像もしなかった子だし、動機も理解不能。だが、最後はそうなるか、と少し納得…?。「穴」そうですが、殺人鬼はあなたでしたか。長い割には落とし所が弱い感じが。「全裸部屋」一番意味がわからない。なぜこんなことが起こるのか。ま、そこを考えても仕方ないのだけど、最後は当然の結末というか。逆に焦って無いのも不思議。 このビックリマークシリーズ、今のところ4まであるらしいので、時々思い立った時に読んでみようかな。

2018/08/05

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