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明解源氏物語五十四帖: あらすじとその舞台

明解源氏物語五十四帖: あらすじとその舞台

明解源氏物語五十四帖: あらすじとその舞台

作家
池田彌三郎
伊藤 好英
出版社
淡交社
発売日
2008-05-01
ISBN
9784473035189
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明解源氏物語五十四帖: あらすじとその舞台 / 感想・レビュー

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うえ

伊藤「折口信夫は常々、源氏物語の不幸は長すぎることにあると語っていたという。だが長すぎるだけでなく、この物語は登場人物の数も多く、その相互の関係も複雑である。…本書のねらいの一つは…読者や、それに登場人物たちを含めた王朝びとたちがさまざまな思いを抱いて生活している世界、そういう世界を実感するための名どころの訪問である。本書において池田弥三郎は、そういう世界の人びとを「源氏びと」と呼んでいる。これは源氏物語のようなすぐれた文学作品が、もっともよくその人たちの生活を伝えてくれるのだとする認識からの命名である」

2019/12/08

あいくん

☆☆☆池田弥三郎さんが亡くなって30年にもなります。この本は「源氏物語」54帖のあらすじ紹介と「源氏旅行」のガイド的な本です。源氏物語千年紀の2008年にリニューアルされたものです。人物系図、年譜、登場人物一覧、用語解説、地図など「源氏物語」の背景がわかり、おもしろいです。石山寺は二度訪れています。シジミ飯が名物です。紫式部はここで源氏物語を書いたとされていますが、書いたというのはあやしいとしています。 石山寺には紫式部のほか、和泉式部、赤染衛門、蜻蛉日記の作者、更級日記の作者も出かけています。

2013/03/13

pippi

源氏物語は若紫あたりまでで、どうしてもその後に進まなかった。宇治十帖となると誰が誰やら。そんなうすら寒い知識がいやで、せめて概略でもと手に取った本。勿論著者が折口信夫につらなる池田弥三郎というのも選んだ理由。各帖600字程で簡易にまとめられ、またそれぞれの名どころとして所縁ある地の解説が付され読みやすい。巻末に人物系図があるのもありがたかった。これで夕霧と薫と匂の宮の区別がつくようになって、ちょっとだけ嬉しい気分。

2013/04/18

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