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おいしいアンソロジー ビール 今日もゴクゴク、喉がなる (だいわ文庫)

おいしいアンソロジー ビール 今日もゴクゴク、喉がなる (だいわ文庫)

おいしいアンソロジー ビール 今日もゴクゴク、喉がなる (だいわ文庫)

作家
阿川佐和子
その他
出版社
大和書房
発売日
2023-07-12
ISBN
9784479320623
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おいしいアンソロジー ビール 今日もゴクゴク、喉がなる (だいわ文庫) / 感想・レビュー

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ひさか

2014年7月PARCO出版刊のものから2編カットし、5編を追加して 2023年7月だいわ文庫刊。ビールをテーマにした44編のアンソロジー。星新一さんのビールというエッセイが楽しい。東京大学農学部農芸化学科のクラス会でビール工場見学に行った時の話で、星さんのする質問が面白い。そのうちどうしてポップを入れたのか?の話になるが、「誰も理由がわからない」で締めくくってあり笑える。また興味深い。この話一つで凄く得した気分になりました。

2023/09/27

Karl Heintz Schneider

いずれ劣らぬ、のんべい作家たちが我こそはとビールのうんちくを語りあかす。左党にはたまらない珠玉の一冊。椎名誠、小泉武夫、開高健、東海林さだお、久住昌之、立松和平、阿川佐和子、平松洋子、恩田陸、角田光代、川上弘美・・・ざっと挙げただけでも強者ぞろい。これ以外にも23人の作家がビールを語り尽くす。ヨーロッパのビール事情について書かれている文章が多い。特にドイツやチェコではその町ごとに醸造所があると言う。たったビールメーカーが、たった4社しかない日本とは規模が違うし、ビールに対する愛情が違う。

2023/11/16

野のこ

恩田陸さんの長旅には酒器ってすごくいい!私も真似しよう。これは居酒屋新幹線だわ。「ビールの話」の煙ビールも気になった。出来上がったビールの中にその地方の独特な木を燃やした煙をぶくぶく何時間も通して作るって謎すぎる。内田百閒さんの「麦酒を打ち切られては、後のご馳走が咽喉を通らない」に共感笑。「あの日に帰りたいビール腹おじさん」東海林さだおさんの「ビールへの道」にはクスッと笑ってこれまた共感。なんだっていいのだ、早くビールが飲めれば笑「ビールの泡」でアル中じゃなくて泡中ってのも面白かった〜

2024/05/05

たっきー

44編のビールにまつわるエッセイ。それぞれの著者がこだわり、好み、おつまみ、各地で出あったビールについて語っているが、1番印象に残ったのが、吉田直哉氏の「ネパールのビール」。昭和60年にネパールのドラカというライフラインも通っていない村に滞在したときに、ある少年にビールの調達をお願いした話。胸を打たれた。

2023/09/25

ふーま

通勤用に。この本は本来なら夜にビールを飲みながら読む方が楽しめる読み方な気がしますが、私は仕事前に朝からビールエッセイを読むという不思議な時間を過ごしました(笑) 色んな角度からのビールエッセイでおもしろかったです。特に好きだったのは久住昌之さんの「九月の焼きそビール」、吉田直哉さんの「ネパールのビール」。次また再読する際は朝からではなく夜にゆっくりビール飲みながら読もうかな🍻

2024/01/05

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