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言葉の園のお菓子番 復活祭の卵 (だいわ文庫)

言葉の園のお菓子番 復活祭の卵 (だいわ文庫)

言葉の園のお菓子番 復活祭の卵 (だいわ文庫)

作家
ほしおさなえ
出版社
大和書房
発売日
2023-09-09
ISBN
9784479320685
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言葉の園のお菓子番 復活祭の卵 (だいわ文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

シリーズ第4弾になっても、全く連句のルールがわからないと見せかけて、漠然とだが少しだけルールがわかってきたかな。連句のルールを少し理解して自分の視野が広がったように、ひとつばたごとを通して、一葉の世界が大海原は漕ぎ出すように更に広がったと思う。そして、航人さんの過去。なんとも切なくやりきれない過去で、まさに人に歴史ありだね。一葉、航人さんを含め、みんなが明るい未来だと信じて、前へ前へと前進あるのみで、人生を歩んでほしい。そんなわけで、漠然とわかった連句であるが、新作が出る頃にはたぶん忘れてる(笑)。

2023/10/29

あすなろ

お菓子番シリーズ4巻目。今迄の系譜より外の世界へ出ていく感ある本巻であった。小説は主人公一人の想いだけじゃ書けず、主人公が思いもよらない事を言う他者が出て来ないと面白くない…。本作中にそんな台詞があるがその通りで、いつもより広い世界を連句とその句会を軸に扱っている感あり。いつものお菓子番の事も含め、興味深く読了はしたのだが、ちょっと散漫な感も正直あったかな。ただ、ほしお氏は協力者と連句を実際に編んだりして本シリーズを進めて居られる事にはいつも素晴らしいと思う。

2024/02/25

シナモン

連句も人生も前に進むことしかできない。迷いながら選んだ先に新たな出会いがあってそうやって世界がふくらんでいく。素敵な句を楽しみながら背中を押してもらえたような気がします。ほしおさなえさんのシリーズはどれも地に足がついてるというか、落ち着いた文章で読んでて心が穏やかになります。そんなところがとても好きです。

2023/10/08

KAZOO

シリーズ第4作目です。今回は主人公が勤めるブックカフェでの短歌のイベントを中心とした中でのやり取りが主題となっています。連歌の会もまた続いていてそのやり取りも楽しいものがあります。4回目ともなると私も少しはこの連歌というものが若干わかるようになってきました。また毎回の和菓子も(実際にあるのでしょうが)おいしそうなものばかりで食べたくなります。

2023/09/29

アン

第4弾。一葉は短歌のイベント企画や若手中心の連句大会へ参加しながら、様々なご縁に導かれ成長する。私も少しずつ連句の基本的な式目を覚えながら、ひとつばたごの皆さんと一緒にいるようで楽しい。今回は航人さんの過去が明かされ切なくなるが、誰もが心に痛みを抱えながらも、その先に光を見出していけたらと。連句のようにお互いの人生を尊重し心を響き合わせ、また1人1人歩いていく…。今日というこの日、この場所、この仲間達が寄り添って新しい世界が豊かに広がり出す。祖母が残してくれた切符は、人と人を繋ぐ素敵な魔法の力がある。

2023/11/05

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