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マリアの気紛れ書き (ちくま文庫 も 9-3)

マリアの気紛れ書き (ちくま文庫 も 9-3)

マリアの気紛れ書き (ちくま文庫 も 9-3)

作家
森茉莉
出版社
筑摩書房
発売日
1995-12-01
ISBN
9784480031396
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マリアの気紛れ書き (ちくま文庫 も 9-3) / 感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

図書館の返却期限間際だったので、急いで拾い読み。しかし拾い読みするには勿体無く難しい改行少ない長編エッセイ。そのファザコンとフランシス礼讚には辟易するが、自分の好き嫌いに忠実な評論やあちらこちらに飛び回る内容は気紛れ書きの名に恥じない。この人の知識は芸術芸能から得た教養といった感じ。無人島や長期入院に持って行けば、間違い無く退屈しない一冊。これまた久しぶりに『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』を再読したくなった。まあドッキリチャンネルの方が面白いんだけど(笑)。

2011/12/16

きのこ

この頃、疲れすぎてストーリーのある本が読めない。これはエッセイかと思ったら茉莉さんの著作からステキ文章を編者の人が抜粋し、テーマ別に並べたものだった。やはり漢字やカタカナの使い方がきらびやかで好き。麵麭とかチョコレエトとか。でも茉莉さんはこの一文に尽きるな。「私は子どもの頃、「パッパ」という親しい、愛してくれる人間を持っていた」 鷗外は、小堀杏奴さんや息子たちにとってはどうだったのだろう?

2020/05/16

shizuka

森茉莉の文体にだいぶ慣れたきた。二度読みしてしまうほど沁みる文章が、たくさんある。が、私はどうも芸能話に興味が湧かないらしい。それが書かれている『ドッキリチャンネル』は、読むことはなさそう。エッセイ中実在人物は、当て字やそれとわかるように書いてあるが、わからない人は全くわからない。森茉莉のこのエッセイで、いちど読んでみたいなあと興味が湧いた作家も、誰だかわからない。気になる。

2017/08/31

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