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経済学講義 (ちくま新書1276)

経済学講義 (ちくま新書1276)

経済学講義 (ちくま新書1276)

作家
飯田泰之
出版社
筑摩書房
発売日
2017-09-05
ISBN
9784480069856
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経済学講義 (ちくま新書1276) / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

これから経済学を学びたい人には好適。知らなかったのは、ショートサイド原則(115頁)で、マクロ経済学に出て来る、生産能力と有効需要のうち小さいほうで現実のGDP水準は決まるということ。重要箇所は水色ゴシ体でメリハリがある。

2017/12/20

tamako

経済学のメジャーな理論と統計学のつながりについて実例を交えて解説している良書。学問が実生活で個人や社会に与える具体的な利点を追求するのはちょっと違うと常々思うのだけど、小難しくても市民に開かれている方が良いのは確か。経済政策に意味がない、得するのは金持ちだけ、みたいな感覚を持っている人は通読してみると世界の見え方が変わると思う。

2023/08/12

Ex libris 毒餃子

大学で学ぶ経済学の入門としてはベスト。計量経済学までカバーしているのが良い。

2018/07/07

ころこ

最小限の経済理論の説明から、ゲーム理論や行動経済学を使って経済政策へ。グラフの様な抽象から具体的決定へという大きな流れはあるものの、政策評価や提言を消しているのが本書の特徴です。それは、読者の理解が進めば、著者が日ごろ発信している経済政策が評価される筈だという矜持にもみえます。経済学者には、50代と40代に大きな溝がある様にみえます。それは、冷戦崩壊と共にマル経を疑問なく受容したか、バブル崩壊をどの立場で体験したかということに規定されている様に思えます。ようやく海外標準的な経済学者が多数台頭してきて、日本

2017/09/14

かわかみ

私は経済学専攻ではなかったが教養課程で勉強した。しかし、教科書が厚いので、経済学のアウトラインをつかむために新書サイズの入門書を読んでも、単に教科書を要約したようなものしか当時はなかった。それに対して本書は経済学の考え方のクセのようなものを取り上げて解説しているので親切だと思う。ミクロ分野でゲーム理論や行動経済学、マクロ分野でフィリップス曲線と計量経済学を説明している点もよい。ただし、成長理論とオーカン法則、マンデルフレミングモデル、金融政策のトリレンマなどはカバーしていないので教科書で学ぶ必要あり。

2023/01/27

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