ボードレール批評 4 アフォリズム・書簡 (ちくま学芸文庫 ホ 5-4)
ボードレール批評 4 アフォリズム・書簡 (ちくま学芸文庫 ホ 5-4) / 感想・レビュー
月
群衆の中に在ることの快楽は、数の増加を楽しむ気持の不可思議な表現である。/万物は数である。数が万物の裡にある。数が個の裡にある。陶酔は一個の数である。/天気の良い季節の夕暮の緑の闇。/大都市の宗教的な陶酔。私とは、万人である。万人とは、私である。/音楽は空を穿つ。(火箭)/自我の蒸発と集中について。すべてがそこにある。/音楽は空間の観念を与える。すべての芸術が、多かれ少なかれそうだ。なぜなら芸術は数であり、数は空間の翻訳であるから。(赤裸の心) 書簡集についても詩人を読み解く上で大変勉強になる。
2016/09/21
さく
よくわからないことだらけだったが興味を引くものもあった。
2017/02/17
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