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他人のセックスを見ながら考えた (ちくま文庫)

他人のセックスを見ながら考えた (ちくま文庫)

他人のセックスを見ながら考えた (ちくま文庫)

作家
田房永子
出版社
筑摩書房
発売日
2019-02-08
ISBN
9784480435767
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「他人のセックスを見ながら考えた (ちくま文庫)」のおすすめレビュー

極秘富裕層スワッピングパーティーを覗いて見えてきたモノ。女性視点で斬る「エロ産業」の実態

『他人(ひと)のセックスを見ながら考えた』(田房永子/筑摩書房)

 私たちが「セックス」について考えたり思い浮かべたりするとき、その多くは主観だろう。なぜなら、普通の人が「他人のセックス」を眺めることはほとんどないからだ。アダルトビデオ(AV)もあるけれどそれはあくまでも作品であり、自身のセックスやその前後を含む一連の流れと比較すれば一目瞭然だが、それらの作品には生々しさというか、リアルな人生の一部としての生活感が抜けている。

『他人(ひと)のセックスを見ながら考えた』(田房永子/筑摩書房)は、『母がしんどい』などで知られる女性漫画家・ライターの著者が、エロ本の取材現場などを通じて「他人の性」を見ることで得られた考察をまとめ上げた1冊だ。密着理髪店、おっぱいパブ、乱交パーティーなど、主に性産業の現場に立ち入ることで知り得た実態が記されているが、本書は「こんな場所では、こんな性的サービスが行われています」といった表面的なルポだけでは留まらない。

 性欲を満たすための性産業。エロ本もその一部だ。そんな世界で働いてきたという彼女が、現場で感じた女性としての…

2019/4/7

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【社会編TOP10】“反社会的勢力”に注目が集まった年?「2019年人気記事ランキング」

 2019年のニュースといえば、お笑い芸人による闇営業問題が記憶に新しい。反社会的勢力の関与するパーティーに参加したお笑い芸人たちをめぐる問題は、未だ完全に解決したとは言い難い状況だ。ダ・ヴィンチニュースの「2019年人気記事ランキング(社会編)ベスト10」を見てみると、反社会的勢力・ヤクザについて扱った記事が複数ランクイン。世の中的にも今年は「反社会的勢力」の存在に注目が集まった一年といっても過言ではないのかもしれない。

 それでは、実際に、ダ・ヴィンチニュースの「2019年人気記事ランキングTOP10【社会編】」を見てみるとしよう。

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2019/12/29

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他人のセックスを見ながら考えた (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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GAKU

以前読んだ「男しか行けない場所に女が行ってきました 」が文庫化にあたり、題名を変えただけだった。紛らわしい。読まずに図書館に返却。

2019/04/24

AU.Step

色々と耳の痛い話が多かった。著者の語っている事全てを肯定するつもりは無いが、女性の立場から見るとおかしいと感じることが多々あるのだと思う。そういう問題に関し、言語化し問題提起する事で少しでも男性の勘違いや思い込みが改善されるきっかけになれば、と感じた。個人的に突き刺さる話も多く、自分てほんまにアカンな、と自己嫌悪に陥った。

2019/10/20

駄目男

「一盗二卑三妾四妓五妻」男が興奮する相手の順位で、一盗は人妻、二卑は使用人、三位は妾、四位は娼婦で最下位が妻とあるがどうだろう。AVならともかく、私自身、他人のセックスを直に見たことはない。つまり女子は勝手に見守る側に立たされている不自由さということで、男子の性欲は、あってこそ健全で性のはけ口である専門店もあるが、女性の場合、男子と同年齢でも、性欲があることが健康体とは思われていないという理不尽。何か好き者のように思われてしまうのは心外だということだろう。女子に性欲があるのも必然で健全なのだと。

2019/11/13

Katsuto Yoshinaga

言いたいことはわかるのだが、読み進めるにつれしんどくなる一冊だった。エロさへの期待もあって刊行を楽しみにしていたが、著者の女性目線による男性向け風俗もしくはエロに対する批評(評論)は、私には明るさや突き抜けた感が感じられず、男性文化への対抗あるいは批判に終始された感がある。女性目線でありながら、中村うさぎ氏とは何かが違う。比べて読む気もないので、結論は出せないのだが。

2019/03/07

ニョンブーチョッパー

★★★★★ タイトルがちょっと過激だけどいたって真面目な内容。真面目でおかしく、鋭いツッコミ、深い考察、虚しさ、みたいなものを感じる。単行本のタイトルは『男しか行けない場所に女が行ってきました』。文庫版のタイトルだと読んだことをオープンにしづらいので前のほうが良かったなと思う。内容的にも前の方が合っていたんじゃないかな。この手の産業全般が、身勝手な男の夢も上に成り立っているという指摘にそうだよなあと大きく頷いた。↓

2019/08/16

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