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怪を訊く日々 怪談随筆集 (ちくま文庫 ふ-58-1)

怪を訊く日々 怪談随筆集 (ちくま文庫 ふ-58-1)

怪を訊く日々 怪談随筆集 (ちくま文庫 ふ-58-1)

作家
福澤徹三
出版社
筑摩書房
発売日
2023-06-12
ISBN
9784480438836
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怪を訊く日々 怪談随筆集 (ちくま文庫 ふ-58-1) / 感想・レビュー

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ヒデキ

怪談を語ってきた著者が、勝手書かれた初に実話本だそうです。 上手い文章で書かれた実話は、時に創作かと思ってしまうようでした。 怪談収集は、ヒトのちょっとした記憶を引き出すということは、我々もいつの間にか不思議な体験をしているかもしれないと思わせてくれます。 今も私に何かが起こっているかもしてない なんて考えてしまいました

2023/08/16

JADE

“怪談実話の名手”福澤さんが訊き集めた怪しい話。「怪異を体験しているひとが、わたしのまわりに極めて多い」そうで、「怪異を体験するひとは、どこかでつながっているのだろうか」と考察しておられる。自分の周りでそういう話を聞かないのは、俺自身がそっち系ではないからだろうか。いや、きらいじゃないんだけどな、とは思うのだけれど。2~3ページの短いけど怪しい話が延々と続く。実話だという先入観のせいか、どの話も妙にリアルに思えた。猛暑の休日、ちょっと涼しくさせていただいた。 ☆3 

2023/07/30

mittsko

売れっ子、福澤先生最初の怪談実話物。さすがの筆力であります。こんだけ怪談ばかり読んでいるボクにも、しっかり怖いものな。ご自身もあとがきで書いておられるように、文体に『新耳袋』や『「超」怖』の影響を感じた。朝宮運河さんによる「解説」付き。勉強になる ※ 2002年8月、メディアファクトリー刊の原著が「ご当地怪談」物の最初期の一冊だときいて、読んでみた。なるほど、著者居住の福岡、北九州地域の怪談ばかりが並んでいる。ただし、ご当地性がことさら際だてられるわけではない。地域性はさらりと触れられる程度。

2023/08/20

ハルト

読了:◎ 淡々としていながら、ぞわりとくる実話怪談随筆集。著者の体験やその周囲の人々の体験が書かれており、怪異というものが、著者にとっては身近に存在するものだというのが実感として伝わってくる。シンプルだからこそ、余計に骨身に染みる恐ろしさがある。どの怪異譚も短い随筆であるけれど、それでもしっかりと恐ろしさに囚われる。そして実話というのがやはり強い。どこかで誰かがこんな経験をしたのかと思うと、派手さがないからこそじんわりとした恐怖が襲ってくる。読みやすく怖かった。

2023/07/28

Porco

元本は2002年刊行だ。 話の内容や言葉選びに時代を感じさせてしまうのだがそれもまたよろしい。

2023/06/18

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