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ラッフルズ・ホーの奇蹟 (ドイル傑作集5) (創元推理文庫)

ラッフルズ・ホーの奇蹟 (ドイル傑作集5) (創元推理文庫)

ラッフルズ・ホーの奇蹟 (ドイル傑作集5) (創元推理文庫)

作家
コナン=ドイル
北原尚彦
西崎憲
出版社
東京創元社
発売日
2011-12-21
ISBN
9784488101145
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ラッフルズ・ホーの奇蹟 (ドイル傑作集5) (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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Tetchy

古き懐かしい古典の名品。本書では科学や学問をテーマにした作品が多いのが特徴だ。これらはやはり産業革命によって劇的に変化した当時の社会情勢が人心へ招いた異様な熱気と狂気がこの作品群には込められているように思えてならない。アイデア一つで誰しもが一攫千金を手にできた時代。だからこそ誰しもが相手を出し抜こうと躍起になっていた。そんな科学がもたらした社会の歪みを時には滑稽に、時には皮肉なまでに、そして時には陰湿に描いたのがこれらの作品群ではないだろうか?本書でこのシリーズが最後だというのは非常に残念でならない。

2012/02/21

hydrangea

ドイルの短編集5冊を読了しました。本書では表題作が人間の哀しい部分から皮肉な結末を描いているのが印象的です。本書にはSF風味な作品が収録されていますが、ホームズを書いていたのと同じ人物とは思えないくらいの、ジャンル幅広さを感じました。

2017/11/05

本木英朗

いよいよドイルの傑作集も5巻目に突入した。俺は2011年にいちど買って読んでるが、2度目もいいねえ。最後はSF小説だ。一人の男が邸の周りをたくさんの人々に働かせていた。スパーリング司祭によると、その男は現身の天使だというのだが……という話から始まる「ラッフルズ・ホーの奇跡」から、イギリスと戦うためにいろいろやっているという「危険」まで、どれも面白いね、うん。さすがドイルだな。やっぱり天才だわー。また10年以内に読もう。

2019/04/21

鐵太郎

空想科学と言うよりは、科学ロマンといった方がいいテーマを扱ったドイルの8編の短編集。最後の「危険! Danger! (1914)」は、大英帝国に戦争を挑まれたヨーロッパの小国が選んだある作戦の話。仮想戦記、未来戦記の嚆矢となり、発表直後に勃発した第一次世界大戦の海の戦いの一端を、驚くべき正確さで予見した一作として有名な作品です。しかも、英仏海底トンネルの必要性を、その政治的な問題まで含めて論じた作品です。

2012/01/05

ホームズ

特に面白い作品があるわけでもなく退屈すくこともなく読み終わったって言う感じかな。この時代の雰囲気が出ているので楽しんで読めたかな~。コナン・ドイルのもっと他の作品も読みたくはなったかな。

2012/09/05

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