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母の日に死んだ (創元推理文庫 M ノ 4-9)

母の日に死んだ (創元推理文庫 M ノ 4-9)

母の日に死んだ (創元推理文庫 M ノ 4-9)

作家
ネレ・ノイハウス
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2021-10-29
ISBN
9784488276133
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母の日に死んだ (創元推理文庫 M ノ 4-9) / 感想・レビュー

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ゆいまある

今年中に読み終わらないかもと思った。作者が、ミステリは登場人物が多い程面白いという考えに取り憑かれたらしく、容疑者だけで20人ぐらい出てきたかも。しかもファーストネームで呼ばれたり苗字で呼ばれたりと記憶力に自信がない人は手を出しちゃ駄目。絶対覚えておかないといけないのはピアの妹のフルネーム。これ覚えてるかどうかでびっくりして叫ぶ場面が変わる。重層的な物語は読み応えあり。サイコパスについての記述は専門家の監修受けてると思う。非常によい。ニコラも可愛くなったし、続編も楽しみ。でも次は登場人物減らして。

2021/11/14

のぶ

オリヴァー&ピアシリーズも第9弾になるらしく、シリーズにもすっかり馴染んできた。今回はオリヴァーも長期休暇から復帰し、元気なものの、話はピアを中心に展開していく。物語は孤児院から子どもを引き取り、多くの里親を育てていたライフェンラート家で遺体が見つかる。身元は邸の主人だったが、ピアがさらに調べると、飼い犬のケージ付近の床下から、ラップフィルムにくるまれ死蝋化した三人の遺体が出てきた。そんな始まりから、本作はいつも以上に殺人が陰湿で、多くの犠牲者が出る。これもシリーズの特徴で、今回も楽しませてもらった。

2021/11/27

goro@80.7

前作ではオリヴァーの衝撃的な事件だったが、今回はピアを悩ませる連続殺人事件。老人の死から露見した数体の女性の遺体。犯人の意図は何か?「母の日に死んだ」凄惨な事件がピアにも関わってくる。知っているようで知らない他人そして身内の事。ラストは「ダイハード2」のような趣に今までにはない展開で分厚いページも何のそのの一気読みで満足です。それにしても恐ろしく歪んだサイコキラーに唖然とする一方、不幸な子供たちを忘れてはいけない。ドイツでは新作が出るらしいので次は2年後ぐらいなのかぁ。フィオーナのその後が気にかかるわ。

2021/11/04

papako

待ってました!ピア&オリヴァー最新作!堪能しました。かなりのボリューム、被害者の多さに苦戦しました。老人の孤独死した邸から屍蝋化した古い遺体が発見された。次々見つかる被害者、果たして犯人は?今回も身近な人の過去が関わってくる。ドイツ社会狭いなぁ。オリヴァーはさらっと復活していて、ちょっとだけ残念。エンゲル署長の新たな顔も見られたし、ラストのシーン何故か涙が。空港でのアクションシーンはダイハード並みですね。何故か犯人が登場と同時にわかったのは、このシリーズ読んできたからかな。次も出版されているそうで楽しみ!

2021/11/02

星落秋風五丈原

プロローグは1981年5月10日。ここで溺れている少女を殺してしまう少年が早くも登場。勿論少年の名前は明かされない。次は36年後-2017年3月19日に飛ぶ。長い間会わなかった父親と娘の感動の再会とは程遠い、修羅場のような一幕の後、父親が気になる事を言う。さて、この言葉を聞いた娘はどうする。そして2017年4月18日。いつものオリヴァーとピアがいる現在時制に戻ってきた。死んでいたのは邸の主人だったが、ピアが現場付近を捜索したところ、事件は一変する。先の2つがどこに絡んでくるのだろう?

2021/11/24

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