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古城ゲーム (創元推理文庫)

古城ゲーム (創元推理文庫)

古城ゲーム (創元推理文庫)

作家
ウルズラ・ポツナンスキ
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2016-04-28
ISBN
9784488289041
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古城ゲーム (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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白のヒメ

主人公のガリ勉医学生が友人に誘われて「古城ゲーム」なるものに参加する。14世紀の生活をリアルに再現するという。携帯も無く、懐中電灯すら消毒薬さえ持ち込むことをNGとする16人の集まり。気分転換になるはずが、やがて一人消え、二人消え行方不明になる仲間。一体これは何なのか、中世の呪いなのか・・・良くあるB級のホラービデオにこういう一人ずつ消えていくのがあるなーと思いながら、あんまり期待しないで読み進めていく。ちょっと強引な感じは否めないけれど、思った以上に作者は上手かった。最後まで引き付けられた。良作!

2019/08/25

みっぴー

辛口です。中世の世界観でサバゲーをすることになった二十代の男女が、プレイ中次々に姿を消していく、というミステリです。登場人物が多すぎて名前が覚えきれないのと、主人公のバスチアンをはじめ、キャラクター全員がなんだかひねくれている感じがして、好感が持てませんでした。ストーリーが動き出すまでがとても長く、ハラハラしたり、ドキドキしたり…というシーンも特にありません。何より肝心のオチが酷すぎる…後味も微妙。やはりドイツ語系の作品とは相性が良くないようです(>_<)

2016/10/05

星落秋風五丈原

ゴールディングの『蠅の王』を引き合いに出していた人もいたけれどそこまでの切実さは感じられなかった。傍迷惑なのと悪人が罰されないのは何となく気持ちがよくなかった。

2018/06/10

たち

あとがきに『青春サスペンス』とあって、妙に納得してしまいました。舞台があまりにも非日常的過ぎて、現実みがなく、かえって怖くなかったです。パウルの抜け目のない頭の良さは大したものだと思いましたけど、バスチアンは結局最後、パパに助けてもらってお咎めなしっていうのは、なんだかモヤモヤしました。

2017/11/20

うまる

ロールプレイ×サスペンス。人里離れた森で中世の生活をするというゲームで参加者が一人ずつ消えていく・・。クローズドサークルみたいな雰囲気が楽しいです。しかしミステリではないので、ヒントがあちこちにあるのに首謀者が誰かとか全く推理しません。オチがわかってしまうのと後味が悪いのが難点です。酷い目に遭った主人公も得られる物はあったけど、これじゃあどんな手を使っても自分の権利を主張した方が勝ちみたいな感じで好きじゃないです。シリアスな展開の中「無事ここを出られたら・・」と死亡フラグ立てる主人公に笑ってしまいました。

2020/02/08

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