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ダイヤル7をまわす時 (創元推理文庫)

ダイヤル7をまわす時 (創元推理文庫)

ダイヤル7をまわす時 (創元推理文庫)

作家
泡坂妻夫
出版社
東京創元社
発売日
2023-02-20
ISBN
9784488402266
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ダイヤル7をまわす時 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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HANA

ミステリ短編集。やはり著者のミステリは読んでいて楽しくなるなあ。表題作は嬉しくも古典的な犯人当て。何故犯罪現場で犯人が電話をかける必要があったのかという謎から、ある事をある事出来なかった一人が犯人という事実まで論理的で読んでいて嬉しくも楽しい。自分は見事に外れました。他にも何故犯人は死体にトランプを仕掛ける必要があったのか。や、女性が心中を仕掛けた理由、画家のアトリエに一枚の絵もなかった謎など、著者らしいミステリの何故?が詰まった内容でした。やはりミステリはこの何故?が魅力的だといい作品になるなあ。

2023/05/10

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/04/post-36b75e.html 【生誕90年記念出版第1弾】とのことで、第二弾以降もあるのでしょうか?「問題篇」「解決篇」のある【ダイヤル7】は、答がわかっても最後の最後で裏切られたのが面白かったです。

2023/04/21

こら

ミステリを読み出したきっかけが、『亜愛一郎』シリーズだったので、目にしただけで、ついついワクワクしてしまう「泡坂妻夫」の四文字。まさにこのミステリの巨匠の大看板を引っさげて、待ってましたの短編集!最初にいきなり犯人当て小説「ダイヤル7」から始まり、最後の「青泉さん」まで、どう出し抜こうかな、という先生の茶目っ気溢れる作品ばかり。一番鮮やかだったのは「飛んでくる声」かな。読者を騙しはするけど、読者の期待は裏切らない全7品、まっこと堪能出来ました。

2023/03/16

nemuro

帯に「読めば必ず騙される!名品『煙の殺意』に匹敵する短編集」とあって「生誕90年記念出版第1弾」。既読を検索。『揚羽蝶』(根室市立図書館/2009年3月読了)から『奇術探偵 曾我佳城全集(上)』(2021年11月読了)まで11冊(9作品)で髙田郁、越谷オサムと並び20位。うち『煙の殺意』は2014年10月、2017年4月、2019年1月の3度。意外に少ない。まあ(大半が段ボール箱内に眠る)読書メーター登録(2009年1月)以前を含めば鮎川哲也、樋口有介とともに国内作家ベスト3に違いない。巧みな7編を堪能。

2023/07/07

森オサム

生誕90年記念出版第1弾。第3弾まで予定されているが、全て旧版で所有し全て未読と言う状況。買い直す事が読む切っ掛けになる、私には良くある話で有りますが、コレは読んで良かったですねー、ホントに面白かった。ノンシリーズの短編集で、1979年から1985年までの間に書かれていますから、自分的には小学生から高校生の時期に当たるんだなぁ。我が家も当然ダイヤル式電話でした。著者の作品には、とんでもないトリックとかに付いて行けない事も有るんですが、本作は丁度良い塩梅で楽しめました。中年以上の皆さま、特におススメです。

2023/08/14

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