冒険小説論: 近代ヒーロー像100年の変遷 (創元推理文庫)
冒険小説論: 近代ヒーロー像100年の変遷 (創元推理文庫) / 感想・レビュー
緋莢
図書館本。単行本は1993年に早川書房刊行。2008年に双葉文庫から、日本推理作家協会賞受賞作全集の1冊として刊行。2024年2月に再刊行されたこの本は、双葉文庫では省略されてしまった人名索引と書名索引が入っています。<冒険小説はイギリスが本場である、とよく言われる。>という書き出しで、ロバート・ルイス・スティーヴンソン『宝島』から始まります。アレクサンドル・デュマ『ダルタニヤン物語』、ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』など(続く
2024/04/08
pulp
『冒険小説の時代』の復刊だと完全に勘違いしていました。これは初読。海外は『宝島』からディック・フランシス、国内は『南総里見八犬伝』から船戸与一、夢枕獏。和洋とも80年代初期あたりまでの作品の論評。これが冒険小説なの?と思うような作品も多い。ところで、私は冒険小説の最高傑作はバグリィの『高い砦』だと思っているヒトなんだが、北上さん、『冒険小説の時代』では「反共色が強くてダメだった」と書いてあったと記憶しているぞ(チッ、これだからゼンキョウトウ世代は、と思った)。ここでは、しれっと傑作と書いてる……。
2024/03/16
まっつー(たまさか)
私が言うまでもなく名著。素晴らしい。
2024/03/14
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