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「好き嫌い」と才能

「好き嫌い」と才能

「好き嫌い」と才能

作家
楠木建
出版社
東洋経済新報社
発売日
2016-04-22
ISBN
9784492533826
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「好き嫌い」と才能 / 感想・レビュー

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Kentaro

努力をしようと思うから続かない。努力が努力じゃない状態になればいい。すなわち、努力の娯楽化が仕事のカギだという発想だ。客観的には努力であることがその人にとっては娯楽に等しくなる。その理由は、要するに好きだから。以上の一連のロジックの最初と最後を取ると、好きこそものの上手なれになる。 仕事においていちばん大切なのは、人から頼りにされることだ。このことだったらこいつが何とかしてくれると周りに思わせる。この頼りになるというのが、労働市場ではうまく見極められない。

2021/03/05

Kentaro

篠田氏が好きなのは、クライアントの様々な課題を「要するにこういうこと」と抽象化して、解決策を提案し、クライアントから反響を得ることである。マッキンゼーの仕事は楽しいものだった。しかし、多忙なコンサルタント生活に彼女はいつしか葛藤し、ノバルティスファーマに転職した。米国水準の事業会社としてのファイナンスのイロハを身に付けた。そこで面白味を感じたのは、事業戦略という抽象的なものから、「営業所の経費」といった具体的なものまで全体像が見えることである。専門分野ではなく事業全体を見たいという喜びのツボは変わらない。

2019/05/09

犬こ

前作「好き嫌いと経営」は、経営者のみのインタビューでしたが、今回は経営者に限らない19名への著名人へのインタビュー。やはり好きこそものの上手なれ、です。インタビュアー楠木さんの引き出す話術も変わらず素晴らしい!

2016/10/05

highsax @ シンガポール

★★★☆☆仕事をもっと楽しめたらなぁ、と思い手に取る。以前先輩に「仕事で圧倒的な成果を上げるには2つの方法がある。仕事を好きになるか、好きなことを仕事にするか、のどっちかだ」と教えてもらったことがあるが、この本は後者に光を浴びせ、今をときめく経営者、アスリート等々にインタビューをしている。キーワードは努力の娯楽化、好きこそ物の上手なれ。特に印象に残ったのは、ローソンの玉塚社長、元陸上選手の為末氏、オイシックスの高島社長、ネットニュースの中川氏。みんな仕事が好きなんだなぁ、と色々考えさせられる一冊。

2017/04/22

ざっく

定期的によく読んでいる一橋大学教授の楠木建氏の本。自己分析なんて、好き嫌いだけで良いのかなと思った。何が好きか、何が嫌いかを考え、言語化すると、本当にそれが好きなのか疑問になることがある。それを深掘りしていって、核心をついた「好き」を見つけることが自己分析であるのかもしれない。自分は、好き嫌いには思い込みが強い影響を与えると思っていて、好きだと思い込むことで生きやすくなるのではないか。自分の人生や行動パターンを好き嫌いを基準に自己分析しようと思われてくれる一冊。好きなように生きれば良いな。

2021/08/31

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