KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

エンデンジャード・トリック (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

エンデンジャード・トリック (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

エンデンジャード・トリック (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

作家
門前典之
出版社
南雲堂
発売日
2020-02-07
ISBN
9784523265917
amazonで購入する Kindle版を購入する

エンデンジャード・トリック (本格ミステリー・ワールド・スペシャル) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

koma-inu

蜘蛛手シリーズ。どわー!「令和の奇想」の帯は伊達じゃない。「犯人の名前を指摘する事は読者には不可能。しかし、犯人を特定する事は可能」というホントの意味で読者への挑戦状が、待ち受けています。そして、うん、こいつは指摘も特定も不可能でした。バカミスという言葉で終わらせたくない、綿密?な仕掛け、私は好きです。ラストに待つ「最後の殺人計画書」が、また秀逸。ユーモアをここに持ってきた、犯人と作者に感服。門前さん作ではベストの出来の、快作です。

2022/10/13

geshi

新本格ミステリの造り物っぽさをそのまま令和の時代にやっちゃったトンデモなミステリ。文章や会話に違和感あるし、キャラクターも駒でしか無いんだけど、全てがトリックに奉じる徹底は懐かしさを感じた。ミステリの絶滅危惧種となっている大仕掛けと人物トリックの組み合わせで一気に全てを解き明かすカタルシス。読者への挑戦を大上段に振りかぶり、捻りを加えたフーダニットで読者を煙に巻く。警察が捜査してるのにバレないはず無いだろ!とか犯罪計画が費用対効果悪すぎるだろ!とかツッコむのは野暮ってもの。

2020/04/12

momi

驚きの動機ッ!!よくまぁそんなことが思いつくわ〜と言うのが感想…。だけど…これひょっとしてシリーズものなの?!背景が分かりづらくキャラがたっていないと感じてしまったからなのだけど…あぁ、やはりシリーズものだったのですね!雪の中の密室事件と冒頭の恐ろしい熊の話がどうつながっていくのか知りたくて読む手が止まらなかったのですが話は意外な方向に進んでいきました!愛読者への挑戦状があったり…奇抜な本格ミステリー感が漂う小説です。ホント残念…シリーズものなら順番に読めばもっと分かりやすくはいりこめたはずなのに…。

2020/05/28

ハスゴン

なんだかかつての金田一少年を読んだ感触に近く機械トリックを使い図案がある辺り読み応えあります。

2021/12/08

RASCAL

09年に1人、10年に1人、15年に3人、田舎の珍妙な建物のゲストハウスで、絶対にありえないと思える状況で起こった連続密室猟奇殺人事件、2/3ほど読み進んだところで、お約束の読者への挑戦状。これは私の苦手な本格ミステリ、小説としての面白さや社会的背景、殺人の動機は関係なく、ただただ誰がどうやって殺したかを問うているもの。密室トリックについては、建物に奇想天外な仕掛けがあるのだろうとかろうじて興味を持って読めたが、犯人については、そりゃありえんだろうと、肝心の謎解き部分を流し読み。ああ、馬鹿馬鹿しかった。

2021/04/22

感想・レビューをもっと見る