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少女たちの羅針盤

少女たちの羅針盤

少女たちの羅針盤

作家
水生大海
出版社
原書房
発売日
2011-04-01
ISBN
9784562046935
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少女たちの羅針盤 / 感想・レビュー

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MATHILDA&LEON

4人の少女たちの喜びや葛藤がまさに青春を感じさせる。何でも出来るぞという謎の自信と、今が1番幸せだ、或いは不幸だと感じてしまう不安定感。純粋にこの子達の幸せを願わずにはいられないのだけど、最初の時点でもう読者は何かが起きた事を知ってしまっているから、何とも切ない気持ちに。過去に一体何が起きたのかを知っていく過程は非常に辛く、いろんな思いが混ざって大きくため息をついた。“羅針盤”という名、素敵。

2023/12/02

はるるん

少女たちの演劇に対する青春とミステリーを上手く描いている。劇団名の《羅針盤》が自分達の苦境と航海を重ね合わせていて秀逸。嵐もあれば凪もある。その嵐に振り落とされてしまったメンバーの一人。何故彼女は命を落とさなければならなかったのか?現在と過去が交互に進んでいく構成で先が気になり読み手を休ませない。主要4人のキャラはそれぞれ個性があり互いに良い刺激となっているのだが、個人的に瑠美みたいな子はほんと苦手。主張出来ると言えば聞こえはいいのだが、対個人では無く全体の中だとその主張はどうしても押し付けがましくなる。

2018/05/21

merry

映画も良く出来てた。小説は小説で想像する楽しさがある。過去編の高校生らしい勢いが清々しい。

2014/05/18

nyanco

書き下ろしの「ムーンウォーク」が読みたくて新装版を手にしました。再読すると、結構忘れてた…少しごちゃごちゃして読みにくいが、4人の少女たちの演劇への熱い想いがやはりとても面白い。演劇小説としてだけでも、本当に通用するのに。ここに、現代のミステリー(ややホラー)まで加えてしまったので、やや読みにくいのかな。今回は映画のキャスティングも決まったあとなので、一人ひとりに顔が浮かぶ。これは映画が見たくなったよ!描きおろし短編の「ムーンウォーク」は、瑠美とバタの出逢い編で二人のキャラが良く描かれていました。

2011/08/17

りちゃ

舞利亜はいったい誰なのか?誰のための誰による復讐なのか?を考えながら読み進める。なるほど…。だが、現在の彼女たちは、20歳。ここまでできるか?と思うと、違和感を感じてしまう。

2017/05/02

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