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「責任」はだれにあるのか (PHP新書)

「責任」はだれにあるのか (PHP新書)

「責任」はだれにあるのか (PHP新書)

作家
小浜逸郎
出版社
PHP研究所
発売日
2005-10-15
ISBN
9784569646275
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「責任」はだれにあるのか (PHP新書) / 感想・レビュー

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GAKU

小浜さんの著書三冊目。今回は「責任」に関しての1冊。企業の社会的責任、政治家の責任、自己責任、親の責任学校の責任、何かあると責任を追及する声が高まっている昨今。そもそも責任とは?正しい責任の取り方とは?人はどこまで責任を負えるのか?という事を知りたく読んでみました。結論としては単純かもしれないが、その結論に至るまでの作者の論考は中々興味深かった。ただ哲学における「責任」の章はちょっと難しかった。

2017/09/16

テツ

自由と責任はセットであらねばならないし、人は自らの意思により為した全ての責任を取らなければならない。でもそもそも責任とは何なのかということについての思索と説明。本当に自由意志などというものは存在するのかなど様々な方向に話が飛びながらも、読み進めながら自分の考えも整理することができて楽しかったです。「責任を取るべき」なんていう言葉は軽々しく口にできないよな。責任を取るべき形も、本当に責任を取るべきなのかも人はろくに考えることなく、感情だけを頼りに責任論を語る。

2021/01/13

マネコ

無責任な無責任への追及。メディアの責任と風評被害。読み終わった後も題名への答えは出せませんが、かなり広く責任論をまとめられているので気になっている方にはおすすめです。

2019/09/23

Humbaba

自由には責任が付随する.それは多くの人が知っていることである.しかし,では責任とは何かと問われると,正確に答えることは難しい.法律的に考えれば答えは簡単に出るかもしれない.だが,多くの人が納得する答えを見つけ出そうと思ったら,問題はそう簡単ではない・

2013/01/23

ナタデココ

いやあ、良書。2005年の本だけど、個人の影響する範囲が拡大した今こそ読まれるべき。1部は、特に『適切な耳のふさぎ方』を、愚民どもの脳に刻み込みたいと思った。2部は、哲学が絡んできて一気に深みを増す。責任という概念の曖昧さ・理不尽さは人間という存在の不完全さから来るため、都度折り合いを付けていくしかない。必ずしも自由な意思から責任が生じるのではなく、不都合な事態が起きてから逆行して責任を問うことも多々ある。まとめるとこんな感じかな。図書館。

2021/01/26

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