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結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります (PHP文芸文庫)

結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります (PHP文芸文庫)

結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります (PHP文芸文庫)

作家
水生大海
出版社
PHP研究所
発売日
2016-01-10
ISBN
9784569764665
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結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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えりこんぐ

表紙のイメージよりも重い話で、なかなか面白かった。老舗の質店「結城屋」を営むおばばと女子大生円(まどか)。物の記憶を読み取る能力がある円は、次々と事件に首を突っ込み危なっかしい。メインキャラの明るさに比べ、関わった事件は人間の嫌な部分がザクザク出てくるものばかり。水生作品はこのあたりが好きだな〜。アプリまで作れちゃうおばばがかっこよすぎる。

2017/10/29

yukision

物に刻まれたメモリーを感じる能力を持っている設定は新鮮というほどでもないが、一話一話解決したように見えながら、事件の全容は実は最後まで分からないという連作短編形式でまずまず楽しめた。ただ、ミステリーのパターンが自分に刻まれすぎて、論理的な根拠もなく犯人の目星がついてしまった。

2021/07/04

だんじろー

文庫化に際して、改題されたのですね。原題のままで良かったのに。単行本、売れ行き悪かったのでしょうか。ラノベ調の表紙に騙された読者が大勢いたのではないかと心配です。似たようなネタを扱った作品は他にもあるようですが、自分にとっては大変面白く読ませていただきました。内容そのものについては満足なのですが、相変わらず会話文の発信者が分かりにくいです。3人以上の場面は、油断してると誰が誰やら混乱します。

2017/05/06

coco夏ko10角

日常の謎系かと思ってたからちょっとびっくり。主人公の感じによっては大分暗い話になったかも、この性格に理由があるのがよかった。ITに強いおばばかっこいい。

2017/06/01

マッちゃま

品物の残る思念が見えてしまう質屋の娘 円。そんな彼女が 見た思念から巻き起こるファンタジィーな連作短編集。なんかこう書くと柔らかでほのぼのみたいな感じかと思いきや意外とダークな部分が曝け出されて行く結末で、ちょいとビックリでした。連作なだけに小さな謎解きから幕間で語られていく大きな謎まで繋がっていき、ラストでスッキリでした。軽そうに見えて軽いだけじゃない内容は、このレーベルっぽいなぁ〜と感じました。

2018/07/14

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