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手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも

手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも

手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも

作家
歌川たいじ
出版社
PHP研究所
発売日
2015-10-15
ISBN
9784569785004
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手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも / 感想・レビュー

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いつでも母さん

コミックエッセイで読んだのがついこの間だった様な・・コミックエッセイは友人に貸したままだが、手記となって今また手元に。文字だけだと又違う感じだが、やはり心が痛く、苦しい。歌川氏が現在有るのが『奇跡』で凄いです。母とは、母さんとは・・同じ母としてこんなに切ない子供の気持ちに寄り添うのが哀しいよ。

2015/11/07

hushi亜子

実話。吉田羊と太賀で映画化になる。 親の身勝手で、施設送りにされたり、殴られたり。救いは彼の周りには、彼を可愛がってくれる大人がいたこと。 中高では守ってくれる大人がいなくなり、自暴自棄に。 でもそんな自分ではダメだとすぐに気付き行動を起こした。 自分はダメな人間だ、人から好かれる人間では無いと思うが、彼を好きになる友達ができる。 彼らのお陰で、またある行動に出た。 彼は自分が呼び寄せる友達の力にものすごく助けられて、自分を良い方向に変えて行くことができたのは素晴らしいことだと思った。

2018/08/24

itica

タイトルを見ただけで胸が詰まる。虐待やいじめを受けた心はどれほど傷ついたろう、どんなに怖かったろう。大好きな母親に愛されないのは自分のせいだと思い込まされた少年。読んでいて本当に切なかった。そして苦労を重ねて大人になったたいじさんが母親に対して取った行動が信じられなかった。彼は何て人なのだろうと、ただただ胸を打たれた。彼が目の前にいたならギュッと抱きしめてあげたい。

2017/05/03

あつひめ

人は生まれる場所、すなわち親を選ぶことはできない。努力しても替えることは叶わない。世の中には、親に愛を注いでもらえず孤独にこの世から消えていく子どもたちもいる。歌川さんのように、周りの大人が目を掛けてくれることで救われることもあるだろうに。自分自身が親になることにも不安になるだろう。我が子を愛せるかどうかと。歌川さんは年老いた母のもとにまた通うようになる。すごいことだと思った。過去、未来、その母もひっくるめて愛そうとしているから。過去になったことは変えられなくとも、未来は変えられる。そう諭された気がする。

2019/01/23

☆よいこ

著者の子ども時代をえがくノンフィクション。壮絶な児童虐待といじめ。17歳で家をでてからどのようにして生き延びてきたのかを語る。読みやすい文章でさらっと読める。▽文章がきれいだからか抵抗なく読み進むことができるが、かなり壮絶な虐待を受けていた著者。披虐待児の心情がよく整理されわかりやすい。淡々と語られると逆に胸にひびく。生きていてくれてありがとう。

2018/12/20

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