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マガツキ

マガツキ

マガツキ

作家
神永学
出版社
PHP研究所
発売日
2024-03-25
ISBN
9784569856704
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マガツキ / 感想・レビュー

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yukaring

予測できない恐怖。これは怖い、怖すぎる。名前を出すだけで呪われるという"それ"。それ─に選ばれるとスマホにメッセージが届き、それ─に見つかったら決して逃げられないというネットの噂。点であった噂が段々と繋がって線になり、線に厚みが出て面になり、気づいた時には絡め捕られ脱け出せない悪夢。黒いワンピースの少女、眼球のないシワだらけの顔、機械に繋がれた生首。そして耳元で囁かれる「その身体─私にちょうだい」都市伝説とAI、不条理で奇怪な事件が一つに結び付いた時に明らかになる驚愕の真相。新感覚のホラーミステリだった。

2024/04/05

シャコタンブルー

「あなたは、選ばれました。」このメッセージがスマホに届いた瞬間から恐怖が始まる。「それ」が迫ってくる臨場感は半端無い。何処にも逃げられない。誰も助けてくれない。待ち受けているのは絶望だけだ。凄まじい2件の殺人事件は何故起きたのか。「それ」その正体は何だ。その目的は何だ。いくつもの謎と予想不能の展開はまるで一直線で地獄に引きずり込まれていくような落下速度感だった。イジメ、容姿、ストーカー、ネット等数多くの題材と事件が一つの糸で繋がる構成も素晴らしい。そして更なる恐怖を予感させるラスト2行に慄く。

2024/04/14

よつば🍀

「それ」「友だち」「欲しい」「羽化」「誘う」「嫉妬」「真相」7話の短編とエピローグで構成されたホラーミステリ。SF要素も盛り込まれているが難解さはなく、久々ホラーの面白さを感じる作品だった。連作短編の形ではあるものの、1話完結の短編としても楽しめる。特に四話目の「羽化」はインパクト十分。美麗という名前を持ちながら、自分の醜い容姿に悩む女子生徒が無料モニターキャンペーンに応募した事で起きた悲劇。嗚呼恐ろしい。続く第五話「誘う」も衝撃的。まさに天国から地獄とはこの事か。AIロボットを駆使した完全犯罪に戦慄。

2024/04/23

なつめ

怖くて面白い!ミステリ要素あり。最後の伏線回収がお見事。

2024/04/23

tomomo

図書館本 とても読みやすい神永作品だけど、時系列が。。⁡ さらに、イッキに読む時間取れなくて、あっちに戻りこっちに戻り ⁡ こういうコトも無いとは言えない未来…なのかもう実際始まっているのかー⁡ 心が無いって怖い ⁡ 八雲とはひと味違った神永さん⁡ 神永さん好きにはオススメの1冊 好みは。。⁡ やっぱり八雲

2024/04/27

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