読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

スパイは楽園に戯れる

スパイは楽園に戯れる

スパイは楽園に戯れる

作家
五條瑛
出版社
双葉社
発売日
2016-06-21
ISBN
9784575239683
amazonで購入する Kindle版を購入する

スパイは楽園に戯れる / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

藤月はな(灯れ松明の火)

『パーフェクト・クォーツ』と言う題名でずっと、待ち続けていたのでこの改題で出版された時は目が点になりました。でも相変わらずの皆に会えてよかった。東日本大震災の影響で着地点が大幅に変更された革命シリーズ。この作品も変動する国際情勢を受けて描かれているが、金正日長男の暗殺、親米派の朴氏から親北派である文氏への韓国の政権交代、共謀罪成立の今となっては「事実は小説よりも奇なり」という事態となっているから、恐ろしい。傀儡にならないために、自分が目指した理想を裏切らないために。彼の覚悟を思うと何も言えない。

2017/06/22

Rin

期待を裏切らない面白さ。誰かのためになる人間、国のためになる人間。そのために一心に生きる人、今の世の中にどれだけいるのだろう?と考えてしまう。そして、子供にとって男の子にとっての父親という存在の大きさ。その影響力の強さ。父親にかぎらず、子どもは家族をきっと強く意識する。自分とは何者なのか?それをきっかけに動き出す人はもちろん、葉山や坂下だけでなく、外伝での主要人物もしっかり登場してたのが嬉しい。そして、純粋で真っ直ぐな彼が国のためにと選んだ道には心が揺さぶられた。法を正しく使える政府であって欲しいですね。

2016/07/13

みやこ

嘘でしょ……と、呆然。彼の純真さとまっすぐさと潔癖さ。何もかもがやるせない。志高く歩み続けてきた道だったけれども、蜘蛛の糸に絡めとられていたことを認識したが故の選択。そんな真実なんて見つけなければよかったのに。だけど彼はどんな状況にあっても知りたいと思っただろう。自分らしく生きるために。誰も彼もが自らの仕事を全うしただけ。と言い切れない思いがこみ上げて苦しくなる。とはいえ、一つ一つの情報を積み上げて真実を探っていく彼らの手法は相変わらずの読み応え。よりディープになった愉快な関係に笑いつつ、最後は涙。→

2021/03/08

kei302

政治家の涌井が潔癖すぎて、結末が悲しい。『プラチナ・ビーズ』『スリー・アゲーツ』に続く、鉱物シリーズで、連載時のタイトルは『パーフェクト・クォーツ』。なぜこのタイトルで出版せずに、『スパイはなんたら』なんて、妙なタイトルになったのでしょう。葉山たちが暗躍(?)する(葉山は暗躍しない)一連のシリーズは双葉社・集英社・小学館と出版社を超えて出ている。国際的な社会情勢やら何やらオトナの事情があるらしい。『パーフェクトクォーツ』新刊のための予習。仲上と野口は興味深い人物です。

2020/12/10

みさどん

連休の夜に朝に読み続けた。主人公は葉山さんなのだけれど、活躍する人が他にもたくさんいて、暗躍してきた男女が次々出てきて、人物相関がとらえにくかった。最後に、涌井さんの書があるが、じーん。珍しいほど気持ちの良い政治家で、だからこそ国家間の策略に屈することをしたくないという気持ちの上での行動に、じーん。日本はスパイ行動上はザルの国というのがなんだか残念。のほほんと生きていられる民間人は幸せなのだなって思ってしまった。感化され過ぎ?

2016/10/10

感想・レビューをもっと見る