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最後のページをめくるまで

最後のページをめくるまで

最後のページをめくるまで

作家
水生大海
出版社
双葉社
発売日
2019-07-17
ISBN
9784575241907
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「最後のページをめくるまで」のおすすめレビュー

妻を殺した夫には「殺人よりも」隠しておきたい秘密がある!? 最後のページをめくるまで…

『最後のページをめくるまで』(水生大海/双葉社)

 ラストにどんでん返しが起こる小説は、“どんでん返しがあること”が伏せられていればなおおもしろいものだ。しかし、挑戦的なタイトルの『最後のページをめくるまで』(水生大海/双葉社)は、そんな私たちの常識を覆してくれる斬新な1冊だ。

 本作には最後のページで物語の景色がガラリと変わる短編ミステリーが5編収録されている。短編を集めた書籍はひとつひとつの作品が短いため、どうしても長編小説より物語があっさりしていると受け取られがちだ。しかし、本作に収められている短編は、わずか数十ページでもその間に心揺さぶられる起承転結が巧みに詰め込まれているため、ひとつひとつのストーリーは長くはないのに、ズシリと読み応えがある。

『ベスト本格ミステリ2018』(講談社)にも選出された「使い勝手のいい女」を含む、ドライでダークな印象のストーリーの数々は、あなたの心にしっかりと爪痕を残すのだ…。

■妻を殺した夫がゼッタイに隠したい“最後の秘密”とは?

 5つの作品はどれも無我夢中でページをめくりたくなるものばかりだが、私にとって最も衝…

2019/8/8

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最後のページをめくるまで / 感想・レビュー

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いつでも母さん

何とも意味深なタイトル。短編5話どれも最後に「お~そう来たか!」となる。特に『使い勝手のいい女』『わずかばかりの犠牲』『復讐は神に任せよ』が好み。

2019/08/07

Yoko Omoto

どれだけ計画を立て策を練り、思い通りに事を運ぼうと尽力しようとも、最後のページをめくるまで終着点が意に沿うものかどうかはわからない。恐喝、詐欺、嘘、不倫、復讐etc…、悪事に手を染めながら悪人にも善人にもなりきれない当事者たちの中途半端さや、後ろめたさが疑心暗鬼に繋がる様が非常にリアルで、五編とも着地にツイストを効かせた巧みさが光る。マイベストは、どの事件をどの立ち位置で見るかによって、被害者にも加害者にもなるという恐ろしさを描いた「わずかばかりの犠牲」「監督不行き届き」「復讐は神に任せよ」。面白かった。

2019/09/16

モルク

どんでん返しのミステリー5編。こうくるんじゃないかというこちら側の勝手な予想を見事に覆してくれる。そう来るのか…うーん、参った!最後の最後まで気を抜くことができない。「使い勝手のいい女」と「監督不行き届き」が好き。それぞれにパンチもきいていて、嫌な女を描くのがうまい!

2020/05/14

ごみごみ

タイトルどおり、最後のページをめくるまで、オチがわからない。意外な事実が判明したり、そうくるか~と予想を裏切られたり、因果応報だなと妙に納得させられたり。驚愕のラスト!!とまではいかないものの、ミステリーとして面白かった。どの話にも、ヤバい人物が登場する。特に「監督不行き届き」の不倫女、頭おかしい。こんな女に関わったらと思うと、ゾッとする。

2019/08/23

タイ子

最後のページでおっ!となる5つの短編集。どうなるの?感が楽しみでどんどん読ませていく面白い作品集でした。「使い勝手のいい女」が一番驚きがあったかも。他に妻を殺した夫が火葬で殺人の証拠が無くなるのを待っている、そして最後に…。詐欺の受け子が老人にほだされて最後に…。などどれも人間の裏側を垣間見せてくれるちょっとダークで最後に楽しめる作品。他の作品も読んでみたいと思わせる初読み作家さんでした。

2019/11/14

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