9年越しの圧倒的な1冊『残月記』小田雅久仁氏は、何を思って書き上げたのか? ファンタジー作家としてのバカでかい想像力と、「文学」としか呼びようのない文章の濃度─。小田雅久仁が前著から9年超のインターバルを経て、待望の第3作『残月記』をついに刊行した。 (取材・文=吉田大助撮影=首藤幹夫) 「その間も短編は書いていたんで… もっと見る