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無人島ロワイヤル

無人島ロワイヤル

無人島ロワイヤル

作家
秋吉理香子
出版社
双葉社
発売日
2023-10-18
ISBN
9784575246834
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「無人島ロワイヤル」のおすすめレビュー

砂浜に死体を7体並べれば10億円ゲット。無人島に持っていった3つのアイテムでバトルロワイヤルを生き残れ!

『無人島ロワイヤル』(秋吉理香子/双葉社)

「無人島に3つだけアイテムを持っていくとしたら?」。そう問われて、あなたならなにを思い浮かべるだろうか? 生命を維持するために食料はなくてはならないし、現地で調達するつもりなら釣り道具一式も捨てがたい。もちろん、食料を料理するためのライターやナイフも必須だろう。嗜好品としては、シュノーケルやウイスキーもいい。秋吉理香子氏の『無人島ロワイヤル』(双葉社)は実際に、そんな条件下で無人島生活を送った男女の話である。

 初夏、とあるバーでマスターと常連客がこの話題で盛り上がっていた。すると、マスターが「俺、無人島持ってるよ」と唐突に呟く。話はとんとん拍子に進み、常連8名がマスターのクルーザーで同地に赴くことに。それも、先述のアイテム3つを懐中して、である。ところが到着した日の翌朝、マスターの姿がない。皆が乗って帰るはずだったクルーザーも消えている。

 マスターが残した動画によると、この状況でのバトルロワイヤルで誰が生き残るか、島の外から高みの見物をするらしい。砂浜に7人の死体を並べたのを衛星写真で確認できたら、サヴァ…

2023/10/22

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無人島ロワイヤル / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

消化試合と呼ぶにふさわしい一冊。売れ線のジャンルを何の創意工夫も施さずに、〆切をやり過ごすために書いたようなのっぺりした内容。無人島に持ってきた三つの物を、上手く人物の個性づけやサバイバルシーンに活用してくれるのかと思えば、そもそも最初からみんな肉や酒ばかり持ってきている。如何なものかと感じていたら案の定、奇抜な戦闘などは一切なく、まぁ盛り上がらない。レビューを拝見する限り、ほとんどの読者が生き残りは誰か予想がついていたようで、それもむべなるかなというところ。オーナーは一体どんな規模の金持ちなんだ?

2023/11/08

starbro

11月の第一作は、秋吉 理香子の最新作、秋吉 理香子は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、孤島バトルロワイヤルイヤミス、企画・設定は面白いと思いますが、一捻り足りない気がします。 https://www.futabasha.co.jp/book/97845752468340000000

2023/11/01

hirokun

星3 『もし無人島に三つだけ持っていけるとしたら何を持っていく』という中学生の頃、友人と語り合った話題が作品の最初に出てきてそれに引っ張られて最後まで一気読み。内容的には、あまり心に残る部分はなく、サスペンスとしてもあまり捻りのない作品ではあったが、スピード感があって、息も切らせず最後のところまで引っ張っていく力はある。文章も読み易く、二時間程度で読み上げ。

2023/11/21

machi☺︎︎゛

あるバーの常連たち8人がある理由で無人島というクローズドサークルに閉じ込められた。ここから命をかけた脱出ゲームが始まる。最後に生き残った人には10億円の賞金が約束され早速騙し合いが始まった。推しだった人は早々に脱落しちゃったけどその後も生き残り合戦が楽しめた。そしてある意味大どんでん返し。最後に生き残って10億円を手にするのは!人って見かけで判断しちゃいけないしいざとなると本性出るなーと思った。まぁ命がかかってるんだから当たり前だけど。

2024/01/15

ma-bo

「無人島に3つ持っていくとしたら?」バーの常連達で盛り上がる。マスターの一言「俺、無人島持ってるよ」バカンスのつもりが、ある状況から始まる無人島バトルロワイヤル。難しい事考えることなく読みやすい。捻りがないっちゃないけど、サクサク読めるエンタメ作品。図書館本は借りたタイミングで読む順番決めているのでこの本になったのは偶然だけど、読んだ本区切りの1000冊目!

2023/12/16

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