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保健師がきた(1) (ジュールコミックス)

保健師がきた(1) (ジュールコミックス)

保健師がきた(1) (ジュールコミックス)

作家
埜納タオ
出版社
双葉社
発売日
2023-10-17
ISBN
9784575339277
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「保健師がきた(1) (ジュールコミックス)」のおすすめレビュー

乳幼児とその家族を支える“保健師”のお仕事。生きることの意味を問いかける爽やかな読後感の職業マンガ『保健師がきた』

『保健師がきた』(埜納タオ/双葉社)

 保健師と地域の人々の交流をやわらかなタッチで描く『保健師がきた』(埜納タオ/双葉社)の第1巻が、10月17日に発売された。前作『夜明けの図書館』では、図書館司書のレファレンス業務を通して人助けの温かさを表現した埜納タオ先生。職務と人との関係にフォーカスする作品を得意とする埜納タオ先生が今回描くのは、地域で奮闘する保健師の姿だ。健康な人も、病気や困難を抱える人も、その人らしい暮らしができるようサポートするのが保健師の使命。地域の健康のために邁進する彼らの活躍を追いながら、困っている人の心に繊細に寄り添う一作となっている。

 新米保健師の三御一花(通称:サンゴ)は、乳幼児とその家族を支える母子保健係として活動中だ。さらに年齢性別関係なく、日常生活に困りごとを抱える地域の人々の支援も担っている。サンゴは新人ならではの壁にぶつかりつつも、住民たちの穏やかな暮らしのために心を尽くしてゆく。

「保健師」と聞くと、ちょっとだけやっかいな思い出を抱えている人もいるかもしれない。子育て経験者であれば母子健診や家庭訪問で「なんだか噛…

2023/10/27

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保健師がきた(1) (ジュールコミックス) / 感想・レビュー

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ムーミン2号

埜納タオさんは、前作の『夜明けの図書館』で図書館司書を主人公としていたが、今作はタイトル通り「保健師」さんが主人公。保健師さんにお世話になったことがほぼないので、その人たちがどういう仕事をされているのかを知らずにいたのだが、このマンガによって(全部ではないだろうけど)知ることができる。しかも、楽しく。新人のサンゴが主人公で、彼女の実地指導者は七海さんというちょっとキツめに見える女性。そのパイセンもいろいろと苦労していることを知ってサンゴも頑張ろうとする。人を思いやる仕事は大変! けどやりがいがありそう。

2023/10/28

NBかえる同盟

しまった、「夜明けの図書館」が、とっくの昔に完結していたのを知らなかった。で、同じ著者の新シリーズ。今回は、某市の新人保健師が成長していく様を描く話。しっかりと取材し、素敵な話に昇華させる著者なので、面白く読んだし、今後も楽しみ。

2023/10/29

座敷童

目標を持って日々格闘するサンゴは輝いている。 だから多くの人がサンゴを支えようとしてくれている。 七海もその昔新人のころに随分と苦労したようなことを匂わせる部分がある。だからこそサンゴの可能性に希望を持っているのではないか。それが厳しく、でも温かい指導になっているのだろう。 試しにと思って読んだが、これは続編を読むべきだな。

2024/02/29

ozoz

「誰ひとり取りこぼさない」が印象的な保健師さん。行政保健師という興味が薄い職種ながら、コロナで注目されたのが記憶に新しい。一話完結で、きれいに解決していくので、こんなに上手くいかないよなぁとモヤモヤしながらも、知るきっかけをもらえました。

2023/12/29

アポめろ

保健師のわたしが見ても、非常に現場の状況をよくとらえており、保健師の専門性や仕事の魅力を伝えてくれているように思った。実際には対応するケースが多すぎて丁寧に関わりきれないことがあるし、指導的に思われて嫌われることもある。同じことを伝えるにしても、どの様な声掛けをするかで相手の受け取り方は大きく変わっていく。新人のサンゴが少しずつ学んでいく様子は見ていて微笑ましい。サンゴも元ヤンの七海さんもタイプは違うけれどどちらも素敵な保健師。七海「誰ひとり取りこぼさない」

2023/11/15

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