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ラジオ・ガガガ (双葉文庫)

ラジオ・ガガガ (双葉文庫)

ラジオ・ガガガ (双葉文庫)

作家
原田ひ香
出版社
双葉社
発売日
2020-05-13
ISBN
9784575523546
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ラジオ・ガガガ (双葉文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

深夜のラジオ番組、好きな層が一定数居ますね。特に中高生の頃に嵌っていた友人達を懐かしく思いました。儂は聴かない方でしたので、その文化に疎いのですが、ひ香さんは詳しいですね。有名なエピソードから引用されているのでしょうか? ラジオ番組の内容は創作らしく無さそうに思えましたが。ラジオのエピソードで人と人を繋ぐ短編集。この後どうなるんだろうと言う、絶妙な引きで話が終わるの憎い演出ですね( ¨̮ )。📻Radio, what’s new? Radio, someone still loves you. ♬〜

2022/06/22

エドワード

ラジオは一人で聞くものだ。だから内省的になれる。本音で自分をみつめることが出来る。千差万別の人間が深夜ラジオを聞いている。心の機微にゾクっとする六編。芸人として人気者になった同級生を、売れない頃に助けたことを笑いのネタにされる「昔の相方」、放送作家になる夢と現実の板挟み「音にならないラジオ」が秀逸だ。私もラジオをよく聞いた。受験勉強中でも聞いていた。大学に入り、初めて出会うクラスメイトと共通のラジオで盛り上がった時は嬉しかったね。「本気にならないことの方がダサイ」という女子中学生の言葉が骨があって快い。

2020/05/30

ノンケ女医長

ラジオ番組をモチーフにした短編集。著者の豊かな感性と、ラジオならではの温かさがとても合っていて、爽快。有名タレントの名前も作品に珍しく登場するので、著者はもしかして、かなりラジオがお好きだったのではと想像もしながら読めた。ラジオドラマに、懸命になって作品を練り上げ何度も何度もプロットを応募する広村貴之。無慈悲な現実のため木っ端微塵に打ち砕かれる様子は、涙が出そうだった。文章を紡ぎあげる才能は、誰がどう評価するべきなのか、とことん考えるいいきっかけにもなった。心に染みる、声と言葉はたくさんあるはずなのにね。

2023/02/19

アッシュ姉

タイトルどおりラジオにまつわる短編集。ラジオに縁がないせいか、モヤモヤエピソードが思いのほかチクチクと痛かったせいか、いまひとつ楽しみきれなかったが、シナリオを書いてラジオドラマの賞を獲ったり、プロットライターの仕事をしていた原田ひ香さんの経験談がどこまで反映されているのか興味深かった。

2022/08/09

ぶんこ

オールナイトニッポン・・懐かしい。今も放送されているとは知らなかったので驚きでした。私が好きだったのは「ジェットストリーム」で、5話の来実さんと同じで、なるべくお喋りが少なくて落ち着いて聴ける番組を選んでいたので親近感が湧きました。こうして読んでみるとテレビだけではなく、ラジオ番組もしっかり素敵な思い出となっているのを発見したようで嬉しい。最後のラジオドラマのライターさんの話は切なかった。せっかく受賞したのに、ダメ出しばかりでは嫌になります。貴之さん、水谷さん、ラジオ局の幹部の気持ちもわかるだけに切ない。

2021/08/23

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