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青い孤島 (双葉文庫 も 16-05)

青い孤島 (双葉文庫 も 16-05)

青い孤島 (双葉文庫 も 16-05)

作家
森沢明夫
出版社
双葉社
発売日
2024-02-14
ISBN
9784575527285
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青い孤島 (双葉文庫 も 16-05) / 感想・レビュー

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W-G

お手軽に楽しめる一冊。ただ読み直すことはなさそうな軽さ。500頁近くあるのに、振り返ってみるとエピソードは少なく、実はかなりの部分が人物紹介に割かれている。しかし、主人公の佑が、各人物と距離を詰めていく様子に、色々と小技が効いていて退屈しない。東西融和の作戦内容が、急に戦前の因習が現代まで続いているような思考前提で、どこが天才的なアイデアなのか、読み手の許容範囲によって賛否はわかれそう。椿姫の救世主予言など、中途半端に回収しきれなかった伏線も目立ち、もう少し練りこんでほしかった気がする。

2024/04/16

えみ

「自分の居場所」が見つけられない。そんな悩みを持った人に読んでもらいたい1冊。きっと境遇は違っても根本的なところ…抱く想いは同じだと思うから。誰とも繋がりきれない小島佑が「無能」呼ばわりされながら会社に押しつけられた仕事は「僻地の小島を活性化させる」こと。ある決意を胸に小島・小鬼ヶ島へと降り立つ彼の前に現れたのは底抜けに明るい金髪の美人と、風変わりな風習とずっと昔から続いている東西争いの中に身を置く島民たち。お先真っ暗な始まり。波乱の予感しかしないぎこちない発進にドキドキしながら頁を捲った。感動、広がる。

2024/04/26

カブ

主人公は小さな広告会社で無能のレッテルり貼られ、島を活性化するようにという社命で、離島へ飛ばされた小島。やる気のない小島は島でのバカンスを楽しんで会社を辞めようと思っていた。しかし、到着してみると島は、東西で分断され険悪ムード。一緒に島に渡った美女のるいるいさん、島民のイケメン翔と力を合わせて島を変えていく。スピード感があって楽しいお話。面白かった!

2024/02/28

タルシル📖ヨムノスキー

コロナ禍で緊急事態宣言が出されたころ。漠然とした恐怖や不安に始まり「自粛警察」なる言葉まで誕生して、とにかく息苦しかった2020年4月、この物語の雑誌連載が始まりました。主人公はダメ社員の小島。彼が会社から受けた命令は小鬼ヶ島という人口200人余りの離島を活性化させること。この物語に勝手にキャッチフレーズを付けるなら「同調圧力をぶっ飛ばせ!」といったところだろうか。全体を通してみると主人公の小島より謎多き絶世の美女・るいるいさんの方が活躍していたような…。やっぱり大切なのは、自分の居場所は自分で作ること。

2024/02/18

ぴ〜る

やっぱり森沢明夫さんの物語は好きだなぁ。。。とても軽いタッチでスルスルって読めるのだけど、私も頑張ろう!って思える。キッチン風見鶏の名前もちらっと登場して今回も優しい気持ちにさせてもらえた。

2024/03/10

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