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獣たちの墓 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

獣たちの墓 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

獣たちの墓 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

作家
ローレンス・ブロック
田口俊樹
出版社
二見書房
発売日
2015-04-21
ISBN
9784576150512
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獣たちの墓 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) / 感想・レビュー

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セウテス

【マット・スカダーシリーズ】第10弾。〔倒錯の三部作〕の最後の作品。誘拐された人妻は、身代金を渡したにもかかわらず、ばらばらの遺体となって見つかる。依頼を受けたスカダーは、過去にも似た事件があった事を調べ、犯人は再び誘拐事件を起こすと考える。今まで一人孤独に調査をしてきたスカダー、相棒は酒であったのだろうか。しかし、この三部作からは、酒を断ち仲間と共に邪悪なる犯罪者へ立ち向かう、そんな変化が描かれている。上手い文章というより、響く文章だと感じる。スカダーの明日が、幸せであって欲しいと願わずにはいられない。

2022/01/30

KAZOO

今はマイクル・コナリーに結構はまっていますが、それ以前はローレンス・ブロックのハードボイルドにはまっていました。今回は、新装版で映画化されたのを機に出版されたようです。映画は5月30日からだそうで、96時間でイメージチェンジしたリーアム・ニーソンが主演のようです。読んでいなかったので楽しめましたがやはり時代性を考えて読まないと最近の人はついていけないかもしれません。

2015/05/08

びぃごろ

【マットスカダーシリーズ⑩】なんとね!事件と関わりのないラストにビックリ。マットが抱える内なるこだわりをここで吐き出すとは。いつもは楽しみな田口さんの訳者あとがきだが、今回ばかりは読まない方が良かったなぁ、今後の展開が見えてしまったじゃないか(苦笑) まぁいい展開で良しとするが。今回ミックはアイルランドに身を隠し、似顔絵描きも出番はないが、TJが持ったポケットベルにハッカーの二人組コングスが大活躍(1993年刊行)麻薬ディーラーの妻が誘拐され身代金を払うもバラバラ死体で戻される。復讐を誓う夫がマットに依頼

2023/04/14

Yoko

猟奇的な事件を描きながらも淡々と進行するストーリー。登場人物たちとの軽妙なやりとりは他シリーズでもおなじみのもの。それを通してスカダー本人と事件で関わることになった人々の人物像を浮き彫りにし、また既知の人々との関係の深まりをはっきりと感じさせる。時代を感じさせる電話がポイントとなるストーリーも今読んでも野暮ったさはない。少年探偵団みたいのまで出てきて‥‥‥wさて、これが映画化とは想像しづらいのですが、リーアム・ニーソンのスカダーは渋い、渋すぎる!

2015/04/30

薄荷飴

映画の前に原作をと思って読んでみました。90年代前半の舞台設定らしく、さすがに今読むと時代を感じる場面が多々見受けられますが、だからこそ誘拐ものというジャンルが成り立つのだなと思えました。あらすじは単純でも非常に読ませる作りになっており、誘拐犯の犯行の手口が少しずつ明らかになっていく展開はなかなか緊迫感がありました。個人的にラストがあっさりしすぎなように思えましたが、これを元にした映画がどうアレンジされているのかより楽しみになりました。

2015/05/12

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