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ノコギリザメのなみだ

ノコギリザメのなみだ

ノコギリザメのなみだ

作家
長新太
出版社
フレーベル館
発売日
2023-06-23
ISBN
9784577051764
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6月発売の絵本(2023年6月の新刊&おすすめ絵本)

皆さんは1か月に何冊くらい新しい本と出会いますか? 本との出会いは一期一会。ついこの間、本屋さんで見かけたと思った本が、次に来訪したときにはすでにそこに置いてなかった……なんていう経験をした方も多いのではないでしょうか? そんな悲しい別れを繰り返さないためにも、出会って気に入った本は家へ連れ帰りたいものです。

さあ、今月も気になる新刊がたくさん出版されました。

人気雑誌「kodomoe」の付録として話題となった、親子で「子どもの権利」について話し合うきっかけになる『ようこそ こどものけんりのほん』。柔らかなタッチで描かれる動物たちの姿が人気の絵本作家・たしろちさとさんの心までポカポカ温まる『おふろおじゃまします』。ナンセンスの王さま・長新太さん幻の絵本『ノコギリザメのなみだ』も待望の復刊を果たしました。

「読みたい」と思ったときが、本を読むベストタイミングです。6月は梅雨で室内にいる時間の多い、読書にピッタリの季節。新しい本を手に、読書時間を満喫してくださいね。

発達研究から生まれた色をテーマにした絵本『ちょう にっこり』。…

2023/6/27

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ノコギリザメのなみだ / 感想・レビュー

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ツキノ

【新装版】1999年5月初版、2023年6月発行。ノコギリザメのオジイサが「まいった まいった」。エビが「なにがまいったの?」「ノコギリが ボロボロなのよ」。うみのおばけがノコギリの代わりにいろんなものをつけてくれるけれど、オジイサンは涙を流す。「なみだは、しずかに ながれていったよ。」この繰り返し。なんか味があるのよねぇなんて思っていたらちゃんと意味があった!海の色あいがすてき。一見雑に見える絵も、じつはちゃんとしている。たとえばエビのたたずまいとか、見返しの線(波)とか。長新太さん、おそるべし。【1】

2024/01/01

anne@灯れ松明の火

新着棚で。長さんの新刊はもう出ないので、復刊らしい。年を取って、ノコギリがボロボロになったノコギリザメのおじいさん。海のオバケが直してくれるというけれど……。奇妙なやり取りで、笑わせる話であるけれど、おじいさんが静かに涙を流す姿には、何だかしんみりしてしまう。どんなに古くなっても、別のものでは代わりにならないんだよなぁ。

2023/07/16

遠い日

沁みますね、沁みますね。ノコギリザメのおじいさんの「なみだは、しずかに ながれていったよ」の繰り返し。おじいさんの悲しみと困惑が、沁みてきます。

2023/09/26

アズサ

独特の空気感。大きなリアクションはなかったけれど、じっと最後まで読んでくれた。サメブーム到来、3歳2か月。

2023/09/22

ジャスミン

図書館の新刊コーナーで発見。新しい作品かと思ったら、かなり前の復刊だったのですね。長く愛されるナンセンス絵本。海が舞台で楽しかったです。

2023/08/08

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