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「五足の靴」をゆく: 明治の修学旅行

「五足の靴」をゆく: 明治の修学旅行

「五足の靴」をゆく: 明治の修学旅行

作家
森まゆみ
出版社
平凡社
発売日
2018-03-16
ISBN
9784582837742
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あらすじ

明治40年夏、与謝野鉄幹と若き北原白秋、吉井勇、平野萬里、木下杢太郎が、南蛮文学やキリスト教伝来に興味を抱いて九州でひと月の間、実り多き旅をした足跡を丹念に辿る。

「五足の靴」をゆく: 明治の修学旅行 / 感想・レビュー

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tomomi

明治40年、森鷗外翻訳の「即興詩人」などを通してキリスト教文化や異国情緒に憧れを抱いた若かりし与謝野鉄幹、北原白秋、木下杢太郎、吉井勇、平野萬里五人が出掛けた一か月の九州の旅。その足跡を辿った本。この五人、南蛮文化に興味があったわりにはキリスト教徒迫害の歴史にも島原の乱に至る人々の苦しみにも無頓着で、行く先々でただ異国風美辞麗句を並べた詩を書き、遊廓に気持ちが惹かれているばかり。今の感覚からしたら薄っぺらな旅だなあと思うのだが、初めて違う文化に触れた当時の文学者がロマン派に傾いてしまうのも仕方ないのか。

2018/05/31

水無月

「五足の靴」の旅路を追い、彼らが行かなかった佐賀の呼子や名護屋城址にも足を伸ばし、特に唐津や平戸、長崎には何度も訪ねた見聞を取り入れて10年がかりで完成した森さんらしい労作、と言いたいが、実はちょっと不満な点もある。明治の青春と抱き合わせのナショナリズムが後の戦争協力に繋がるという視点は間違いではなく大事な事だが、少々くどい。それからケアレスミスが多くとても残念。ただ偉大な妻の陰に隠れ、女性問題などで悪く言われる事が多い与謝野寛の歌と、太田正雄(旅の風景画もうまい!)の端正な文章の高評価には同感です。

2018/06/15

ひいろ

★★

2018/10/10

T-top

書評で気になっていたら、図書館で発見。「五足の靴」は文庫を持っていたので、併読した。 森さんが実際に現地に足を運んでらっしゃるのが説得力がある。 やはり元本が難しいので、時代背景や経緯を解説してもらえて理解が深まった。5人と鷗外の関係とか。 森さんが古い建築物の保存活動をされているのは存じ上げなかった。

2018/07/26

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