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Railway Stories

Railway Stories

Railway Stories

作家
大崎善生
出版社
ポプラ社
発売日
2010-03-20
ISBN
9784591116647
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Railway Stories / 感想・レビュー

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Mumiu

湿度の少ない文章。待ち合わせのすれ違いネタにこの人らしさを感じるが、携帯の普及率が低い時代になってしまうので、ノスタルジーがもれなくついてくる。インストゥルメンタルの心地よさのような作品で、疲れた時にはいい感じだけど、あまり残らない。それも含めての湿度の低さ。そういうところに惹かれもするんですけどね。

2014/08/02

nyanco

私が大崎さんに感じるイメージは、美しい文章と気だるさと不思議な世界観。相変わらず美しい文章だが、短編なので大崎さんの世界に引き込まれる寸前で次の駅についてしまう感じ。「夏の雫」の淡い感情と、大崎さんらしさを感じる「不完全な円」が好き。クラゲを育てる生物部の少年、目的を見つけられない大学生…、どれも大崎さん自身を重ねて描かれたのではないでしょうか。奥様と息子さんへの優しい想いも、大崎さん自身の想いが柔らかく伝わり心地良かったです。

2010/05/01

むつぞー

どの作品も鉄道が絡んできます。 でも、けっして鉄道が前面に出た作品じゃありません。 ちょっと鉄道に乗るシーンがあるという程度だと思って下さい。 収められているのは恋愛小説あり、家族を扱った話有りで、全体的に透明感のある切な系の作品です。 がっつり本を読んだ~という感じではありませんが、美しいスケッチを見たような読後感です。もっともこれが作者の持ち味だと考えてます。 そして大崎善生さんの作品っていつも装丁が素敵だと思いますわ。

2010/04/19

sweet november

⭐⭐⭐大崎善生さん、初めて読みました。詩的な表現が多いのですね。ヒタヒタと冷たい水にいつの間にか自分の周りがおおわれていた、そんな気持ちになりました。電車はチョットしたアクセントという感じでした。

2014/06/01

Romi@いつも心に太陽を!

デビュー作から徹底した、ある意味一本調子?の大崎さんの観念。飽きる人は飽きるかもしれない。テンポが基本的に緩やか。そして痛いほど透明。今回は電車にまつわる短編集でした。設定は電車だけど、有川さんとはまったく違います。当たり前か(笑)。静かな午後の昼下がりにまったりと読むのがオススメ。

2010/04/18

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