KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

それを世界と言うんだね: 空を落ちて、君と出会う (一般書)

それを世界と言うんだね: 空を落ちて、君と出会う (一般書)

それを世界と言うんだね: 空を落ちて、君と出会う (一般書)

作家
綾崎隼
花譜
カンザキイオリ
錦織敦史
出版社
ポプラ社
発売日
2023-03-15
ISBN
9784591177372
amazonで購入する Kindle版を購入する

「それを世界と言うんだね: 空を落ちて、君と出会う (一般書)」のおすすめレビュー

『裸の王様』『マッチ売りの少女』…不幸な結末を迎えたキャラクターたちを救え! よく知るあの物語が変えられていく!? ファンタジー&ミステリー小説

『それを世界と言うんだね(一般書)』(綾崎隼/ポプラ社)

『それを世界と言うんだね(ポプラキミノベル)』(綾崎隼/ポプラ社)

〈もしも僕が主人公なら 僕は人の心が見えて 君の狭く脆い世界を救う 僕を救ったように〉――『それを世界と言うんだね』歌詞より

 ポプラ社の児童文庫レーベル「キミノベル」が2021年夏に開催したキャンペーン「キミノウタ」。HP内で子どもたちから歌詞を募り、それらをカンザキイオリ氏が楽曲化。バーチャルシンガーの花譜氏が歌って話題を呼んでいる『それを世界と言うんだね』。

 この曲をモチーフにした物語を、青春小説から恋愛、ミステリー、将棋と幅広いジャンルで活躍する人気作家・綾崎隼氏が書き下ろした小説が『それを世界と言うんだね』(ポプラ社)だ。

 単行本バージョンとは別に、漢字表記のいくつかを平仮名にし、白身魚氏のイラストを添えたキミノベル版も同時に発売された。

 舞台は、物語管理局という時空の狭間。そこで目覚めた記憶喪失の少女カーレンは、“王子”と呼ばれる少年と出会う。ここは、さまざまな物語の中で不幸になったキャラクターが最後にたどり着く…

2023/3/20

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「それを世界と言うんだね: 空を落ちて、君と出会う (一般書)」の関連記事

130万再生楽曲が人気作家の手で小説に。小中学生読者による「子ども宣伝会議」で秀逸なキャッチコピーが誕生!《イベントレポート》

『それを世界と言うんだね(一般書)』(綾崎隼/ポプラ社)

『それを世界と言うんだね(ポプラキミノベル)』(綾崎隼/ポプラ社)

 2021年夏、“みんなで作る「キミノウタ」キャンペーン”として、ポプラ社の児童書レーベル・キミノベルのWebページで子どもたちから歌詞を募集し、バーチャルシンガー・花譜さんが歌った楽曲「それを世界と言うんだね」が発売された。この楽曲をモチーフにし、「花鳥風月」シリーズや『死にたがりの君に贈る物語』(ポプラ社)などで知られる小説家・綾崎隼さんが書いた小説『それを世界と言うんだね』(ポプラ社)の、一般書籍版と児童書(キミノベル)版が3月15日に同時刊行される。

 本作は、童話の登場人物たちが暮らすお城を舞台にしたファンタジー。ある日、自分が誰なのかまったくわからないままお城のそばで目を覚ました主人公は、“王子”と呼ばれる少年に連れられ城内へ。物語の世界で不幸になった者を救う、“物語管理官”として活動することになる。

 綾崎さんは、楽曲の中でも特に〈もしも私が主人公なら/笑顔にできる小説を書く〉〈もしも僕が主人公なら/ハッピーエン…

2023/3/15

全文を読む

関連記事をもっと見る

それを世界と言うんだね: 空を落ちて、君と出会う (一般書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

美紀ちゃん

表紙の材質が素敵。プラスチックのようなカバーで、イラストが本の本体の淡い背景にマッチしている。綾崎隼さんの本は「死にたがりの君に贈る物語」が好き。アンデルセンの物語がわかる人は面白いと思う。物語の中で不幸になったものを救う物語管理局。ファンタジーで、お!と思った。王子様も出てくる。素敵。SF要素もある。どのようにして、物語の不幸な登場人物を救うのか?ワクワクする。意外な展開に驚く。王子様の正体にびっくり。読者から募集した物語をカンザキイオリさんが楽曲化。「それを世界と言うんだね」を綾崎隼さんが小説化。

2023/04/18

よっち

読者から募集した物語をカンザキイオリが楽曲化し、バーチャルシンガー花譜が歌う「それを世界と言うんだね」を綾崎隼が小説化した物語。記憶を失っていた少女が、物語の中で不幸になったものだけがたどり着ける物語管理局で出会った王子。彼と一緒に物語の世界に飛び込んで、不幸になったキャラクターたちを救うために様々な世界を旅する展開で、思いもかけない方法で登場人物たちを救ってみせる中、明らかにされてゆく主人公や王子の正体。懐かしい思いでかつて読んだ物語を思い出しながら読みましたが、ラストは著者さんらしい温かい物語でした。

2023/05/02

まる子

最初に花譜の楽曲を聴いて読み始める→再度楽曲を聴く。なるほど!記憶を失った少女と少年が出会った。そして不幸な物語の主人公を救う事になる。なぜそんなことを?物語管理局になぜ着いた?この答えは最後の最後で明かされる、読んだ人を幸せにする話しだった。他の方のレビューにあるように、少女と少年は「空を落ちて、君と出会う」にしっくり!あ〜、そういう事だったのか。みんなに感謝!ありがとう✨花譜(かふ)の歌(楽曲はカンザキイオリ)を綾崎隼が小説にした物語でした。

2023/06/17

かわうち

「カンザキイオリ」さんという言葉につられ買ってしまい爆速で読んでしまった本です、、、「不幸になった人を幸せにするための場所」という言葉に本当に素敵だなと感じました。おとぎ話の不幸になった人、例えばジャックの豆の木で殺された巨人。あの巨人は本当に殺されなきゃいけなかった人なのか。ととても考えさせられました。こちらの本、曲もあるみたいなのでぜひ聞いてみてください!  おすすめです!

2023/11/19

kitten

楽曲とコラボした綾崎さんの作品。よく知られている童話にはいりこんで、登場人物をシアワセにしていく。人魚姫の解決方法にはびっくり。その手があったか。綾崎さんは、恋愛ミステリーの名手なので、最後はさすが、という展開になる。うん、よかった。評価、星3

2023/06/17

感想・レビューをもっと見る