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ペリリュー ―外伝― 1 (ヤングアニマルコミックス)

ペリリュー ―外伝― 1 (ヤングアニマルコミックス)

ペリリュー ―外伝― 1 (ヤングアニマルコミックス)

作家
武田一義
平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
出版社
白泉社
発売日
2022-07-29
ISBN
9784592163664
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「ペリリュー ―外伝― 1 (ヤングアニマルコミックス)」のおすすめレビュー

『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』のスピンオフ!本編で描かれなかった戦争の時代に生きた人々の日常

『ペリリュー―外伝―』(武田一義、原案協力・平塚柾緒[太平洋戦争研究会]/白泉社)

 太平洋戦争の激戦「ペリリューの戦い」の史実をもとにしたフィクションとして描かれた漫画『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』(武田一義、原案協力・平塚柾緒[太平洋戦争研究会]/白泉社)。三頭身の可愛らしいキャラクターでありながら、苛烈な戦場をリアルに描いて話題となり、昨年全11巻で完結した。その後、本編で描かれなかった出来事が漫画誌『ヤングアニマル』に掲載され、このたび『ペリリュー―外伝―』として一冊にまとめられた。収録されているのは「片倉分隊の吉敷」「Dデイ(攻撃開始日)」「田丸と光子」「ペリリュー島のマリヤ」という4つのストーリー、そして巻末に作家石井光太による作品解説が収められている。

「片倉分隊の吉敷」はペリリューの戦いの開戦から1ヶ月、友人で主人公の田丸均一等兵と別れ、片倉憲伸兵長率いる分隊に所属し、日本軍で不足する水や食料、武器弾薬などの物資を調達(というと聞こえはいいが、死んだ者たちから使えるものをくすねたり、アメリカ兵を襲撃、皆殺しにして物資を掠奪したり)…

2022/8/15

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ペリリュー ―外伝― 1 (ヤングアニマルコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

日本兵、米兵、ペリリュー島民の視点から描く戦争。どの立場の人たちから見ても戦争は残酷で恐ろしく、皆傷ついている。皆祖国を守りたい、大切な人を守りたい一心なのは同じ。吉敷くんにまた会えたのは嬉しい。田丸くんの戦後の話はホッとします。

2022/08/08

こも 零細企業営業

あの子供達を保護したのが彼女だったのか、、

2022/07/30

venturingbeyond

本編のスピンオフ第1弾。本編では、日本軍の悲惨さと狂気を中心に話が進んでいったが、こちらでは同じ戦場を経験したアメリカ軍の一兵士と戦地となったペリリュー島民の視点から、戦争の不条理・理不尽さを描き出す。当たり前の話だが、敗戦国の将兵だけが塗炭の苦しみを経験したのではなく、戦勝国の将兵も数多く命を落とし、戦地に元々住んでいた交戦国ではない国・地域の市民も、その生活を大きく狂わされたのが戦争であるということを再確認させられる。巻末の石井光太の解説にある通り、広く読まれるべきシリーズです。

2022/08/14

かおりんご

漫画。本編は完結しているけれど、それの裏話的な話。吉敷くん、アメリカ兵、ペリリューの島民の視点で、それぞれの戦争を描く。戦争は優しい人を鬼にしてしまう。人間が一番恐ろしい。

2022/08/03

本木英朗

『ペリリュー 外伝』1巻である。おお、なるほどね、 そう来たか! 日本もアメリカもペリリューも、みんなそれぞれだということか。とにかく読もう、それしかないってば!! もう一度、ペリリュー本伝も読もうっと!

2022/08/31

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