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かみはこんなに くちゃくちゃだけど (MOEのえほん)

かみはこんなに くちゃくちゃだけど (MOEのえほん)

かみはこんなに くちゃくちゃだけど (MOEのえほん)

作家
ヨシタケシンスケ
出版社
白泉社
発売日
2022-04-01
ISBN
9784592763000
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ジャンル

「かみはこんなに くちゃくちゃだけど (MOEのえほん)」のおすすめレビュー

大人も子どもも楽しめる! 仕掛けだらけの「ヨシタケシンスケ展かもしれない」開幕! 一番の見どころは、“あなた以外のお客さん”!?

 絵本作家デビューは40歳と遅咲きながら、それからの10年でMOE絵本屋さん大賞の1位をたびたび獲得し、哲学者・池田晶子の名前を冠した「わたくし、つまりNobody賞」やボローニャ国際児童図書賞(フィクション部門)を受賞するなど、国内外の壁をこえて、さまざまな角度から評価され続けているヨシタケシンスケさん。初の大規模個展となる「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が東京・世田谷文学館で開幕。こののち、兵庫、広島、愛知へと巡回予定の同展を、一部、特別にお見せしよう。

(取材・文=立花もも 撮影=内海裕之)

撮影:黒澤義教

 タイトルの由来はもちろんデビュー作の『りんごかもしれない』から。なにげなく置かれた平凡なりんごを見て、ふと「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」と疑問を抱いた男の子が、あれこれ妄想をくりひろげる同作は、思い込みや常識にとらわれては面白くない、目にするものがすべて真実とは限らないと哲学的に示唆しつつ、“かもしれない”の可能性をユニークに広げて、考えることの楽しさを教えてくれる一冊だ。そんなデビュー作にちなんで、会場にはさま…

2022/4/21

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ヨシタケシンスケ『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』発売記念! 今のあなたにぴったりのヨシタケ作品は?【YES/NO絵本診断】

『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』(ヨシタケシンスケ/白泉社)

 絵本作家として不動の人気を誇るヨシタケシンスケさん。4月1日には最新刊『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』(白泉社)を上梓。1つのりんごをめぐって主人公がひたすら妄想をふくらませる絵本『りんごかもしれない』でデビューし、イラスト集も含めるとヨシタケさんが発表した単著は30を超える。そこで、“今の気分”で、自分にあった1冊が見つかるYES・NO絵本診断をつくってみました。ぜひお試しください!

>>絵本診断はこちら<<

 

『それしか ないわけ ないでしょう』 『それしか ないわけ ないでしょう』(ヨシタケシンスケ/白泉社)

「ねえねえ、知ってる? 未来は大変なんだぜ」というお兄ちゃんの一言にショックを受ける女の子に、おばあちゃんは笑顔であっけらかんという。「だーいじょうぶよ!」。

 未来なんて誰にもわからない。大人はよく「どっちがいい?」と聞くけれど、差し出された選択肢のどれもピンとこないのならば、自分で新しい選択肢を創ってしまえばいいのだと。いいことも、悪いことも、楽しいこと…

2022/4/20

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「第15回MOE絵本屋さん大賞2022」が決定! 第1位は、子どもも、“元子ども”の大人も楽しめる1冊

 全国3000人の絵本専門店・書店の児童書売場担当者によるアンケートで選ばれた、 2022年におすすめしたい絵本30冊を紹介する「MOE絵本屋さん大賞」(主催:白泉社/協力:朝日新聞東京本社メディアビジネス局)が、2022年12月28日、月刊『MOE』2023年2月号(白泉社)誌上で発表されました。本の目利きである絵本専門店・書店の児童書売場担当者による絵本ランキングは信頼度バツグン。そして2022年の映えあるベスト1は、鈴木のりたけさんの『大ピンチずかん』(小学館)が獲得! ダ・ヴィンチWebでも、著者の鈴木のりたけさんの喜びの声と共に、ベスト10の結果をお届けします。

(取材・文=荒井理恵)

第1位 『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ/小学館)

『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ/小学館)

 牛乳をこぼした! シャンプーが目に入った! 犬のうんちをふんだ! …この世の中には子どもたちの大ピンチがいっぱい。本書はそんな子どもが出会いがちなさまざまな大ピンチを「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、対処法や似ている大ピンチなどを教え…

2022/12/29

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上白石萌歌「枕元のテーブルにはいつもヨシタケシンスケさんの絵本を並べています」

 現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』ではヒロイン・暢子の妹役を、ドラマ『金田一少年の事件簿』ではヒロインの七瀬美雪役を演じるほか、名前を見ない日はないというくらい多忙を極める上白石萌歌さん。本好きの彼女は、心を正しい場所にリセットしてくれるというヨシタケシンスケさんの絵本を枕元のテーブルにいつも並べるほど、大のヨシタケさん好き。そこで、萌歌さんに最新刊『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』(白泉社)の魅力についてお話を伺いました。

(取材・文=立花もも)

――上白石さんは、以前ラジオで長濱ねるさんに、ヨシタケシンスケさんの『あつかったら ぬげばいい』を“前向きな気持ちになれる本”として薦めていましたよね。

上白石萌歌さん(以下、上白石) 私も、友達から『あるかしら書店』をクリスマスにプレゼントされたのが、ヨシタケさんと出会うきっかけだったんですよ。以前から、本屋さんで見かけたことはありましたし、その友達がヨシタケさんが描くキャラクターのLINEスタンプを使っていたこともあり、一度見たら忘れられないユニークな絵だなあとは思っていたんです。色合いも素…

2022/4/29

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かみはこんなに くちゃくちゃだけど (MOEのえほん) / 感想・レビュー

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starbro

ヨシタケシンスケは、新作をコンスタントに読んでいる絵本作家です。本日(4/1)発売の最新作を読みました。プチLuckyがあっても、中々上手く行かないのは良く解ります(笑) 「かみはこんなに多いけど、白髪化が止まらないの!」(@_@;) https://www.hakusensha.co.jp/books/9784592763000

2022/04/01

この絵本のシリーズ好きです^^本当は、自分がほしい幸せは、ほんのちょっとしたところに、ちょっとしたことで沢山溢れているのに、日々の嫌なことやマイナス面、大きな暗いニュースや出来事にとらわれて、見えなくなっているだけで、いつかは掴めるものも、一歩踏み出せば得られるものもあるんだと気付かされました。『つづきがよみたいまんががあるの まちはこわれてしまったけれど』これが1番衝撃の言葉でした。ウクライナの子供たちを思い浮かべました。

2022/06/11

美紀ちゃん

ヨシタケシンスケさんが好きで、新作が出るとすぐに読みたい! あいかわらず、深い。 クスッと笑えるページもあるけど、 うーんと考えてしまうページもある。 共感できる。 思ったんだけど 後ろから読むといい感じでハッピーじゃない? ね? やってみて!

2022/05/15

gtn

「いつかかしゅになりたいの、かみはこんなにくちゃくちゃだけど」「あしたもこのコがごはんをたべるとこみてたいの、いまのしょくばはじぶんにあっていないけど」子供は希望。大人は諦観。

2024/03/17

ネギっ子gen

わたしのヘアースタイルは長く丸坊主だけど、子どもの頃や20代(大学時は除き)かみはくしゃくしゃで、周りの人から、よく雀の巣などと揶揄われた。だから今回は、著者名でなく、書名を見て読みたくなった。面白いし、構成も秀逸。「いつか かしゅになりたいの」という前向きな思いも、次の頁で「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」とヘコむ。この感じが、登場人物の老いも若きも続く。しかし最終頁で「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」が左頁で、次の頁で「わたしにはゆめがある いつかかしゅになりたいの」に反転。そうか、後ろからか。 

2022/05/15

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