バナナブレッドのプディング (白泉社文庫)
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原点に返る年末年始! 1970~80年代の名作少女マンガ10作に浸る!
少女漫画ファンの皆さん、年末年始の予定はもうお決まりですか? まだ予定がないという人は、この機会に普段読まない漫画に触れてみるのもいいかと思います。
ということで、ご紹介するのは、1970~80年代の少女漫画。少女漫画の転換期とも呼ばれるこの時代の名作の数々、名前だけは知っているけど、読んだことはないという人もいると思います。「これは読むべし!」という10作品をどうぞ。
この記事の目次 ・『11人いる!』 ・『ポーの一族』 ・『綿の国星』 ・『バナナブレッドのプディング』 ・『キャンディ・キャンディ』 ・『神かくし』 ・『ガラスの仮面』 ・『はいからさんが通る』 ・『ベルサイユのばら』 ・『悪魔の花嫁』
●『11人いる!』(萩尾望都)全1巻
『11人いる!』(萩尾望都)
泣く子も黙る少女漫画の神様、萩尾望都先生のSF作品です。名門校・宇宙大学の受験。最終テストは外部との接触を断たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人…のはずが、11人いる!
もう、このあらすじだけで面白いですよね。
11人目が一体誰なのかという謎を解き明かそうとする…
2019/12/31
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バナナブレッドのプディング (白泉社文庫) / 感想・レビュー
コットン
「きょうはあしたの前日だから…」と言う言葉から始まる不安定な世界を描いていて、古さを感じさせない。さすが大島弓子は素晴らしい!
2016/09/07
KI
世界がぐるぐる回っているのに、私はまっすぐ歩くことしかできない。
2020/06/01
S.Mori
「バナナブレッドのプディング」のような作品を読むと「大島弓子万歳!」と叫びたくなります。それぐらい好きです。風変りな高校生三浦衣良が主人公。大好きな姉が結婚することになり、不安定な状態になってしまいます。見かねた友達のさえ子が、兄の峠と疑似結婚させるのですが……。思春期の少女の内面が繊細に美しく描かれています。エキセントリックな物語に見えますが、描かれていることは大人になることの難しさです。自分らしさを保ちながら、大人になるのは難しいです。作者は衣良を通して自分らしく生きる女性にエールを送っています。
2020/08/03
ちぇけら
「きょうはあしたの前日だから、だからこわくてしかたないんですわ」息がしろいのはわたしが少女だから。りんとした雪が降ってきて、あなたがマフラーを巻いてくれる。雪。ふれるととても冷たくて、ほろりととけて涙みたいにわたしを濡らす。さあミルクを飲んで。ことばがすっとしみてゆく、夜半の甘い匂いのするお布団で。わたしは少女、でもやがて、良心などまるでない鬼になって、たくさんのひとを失望させてしまうの。それなのに、あなただけよ。眼からキラキラと星がながれだす。「ほくはきみがだい好きだ 薔薇のしげみのところからずっとね」
2020/11/23
mm
大島弓子先生を読む時に、ストーリー展開は二の次かな。人物造形もテキトーでもよろしいんだけど、所々ハッとする言葉選びはなくてはならないものです。そして、なんといっても、なくてはならないものは、視覚に入ってくるだけで、泣きたくなるくらい切なさスイッチを押してくる絵の構図です。大体その絵には植物要素が織り込まれてるみたい。巻末の作者後書き的なものを読むと、タイトルが決まっても、巻頭のカラーページを描いても、まだ、ストーリーは決まってないらしい。描いてるうちにペンの先から、魔法が生まれてくるんだろう。。。
2020/07/02
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