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エドノミクス~歴史と時代劇で今を知る

エドノミクス~歴史と時代劇で今を知る

エドノミクス~歴史と時代劇で今を知る

作家
飯田泰之
春日太一
出版社
扶桑社
発売日
2014-05-31
ISBN
9784594070526
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エドノミクス~歴史と時代劇で今を知る / 感想・レビュー

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パトラッシュ

経済学と時代劇の専門家が、それぞれの立場から対談や論評で江戸時代の真実を探っていく。鎖国や藩札の財政政策的現実から見た再評価や、忠臣蔵や大河ドラマによる日本人の歴史意識形成のプロセスは初耳だが面白い。元禄や文化文政の放任経済で繁栄した一方、国学とした儒学の理想を本気で実行した寛政や天保の改革が出てくるなど経済思想が分裂していた状況が理解できる。特に開国後の万延小判発行がインフレをもたらし、幕府的秩序が見放される契機になったとは司馬遼太郎でも思いつかなかった視点だ。革命は経済混乱が引き起こすのだと痛感する。

2021/12/15

えちぜんや よーた

徳川家康は「苦労人」か「田舎者」か「たぬきオヤジ」かの論争w 個人的には「田舎者」説を支持する。あと加えていうならば「小心者」説も通ると思う。2014年「軍師官兵衛」の家康さんは野心むき出しの「腹黒いたぬきオヤジ」であったが2016年「真田丸」と2017年「おんな城主直虎」の家康さんは「田舎者」かつ「小心者」。戦の采配は確かに上手いけど、生き残るために仕方なくやっているという感じ。本人としたら天下人どころか三河と遠江をゲットできたら「御の字」で一生2か国の大名であればそれだけでラッキーと思っていたのでは?

2017/10/10

テーブルジョークの得意な寺

面白い。これは江戸時代がよくわかる。経済学部教授のエコノミスト・飯田泰之と、『時代劇はなぜ滅びるのか』の映画史&時代劇研究家・春日太一による徳川三百年。二人は高校の先輩後輩だそうだ。徳川家康、忠臣蔵、徳川吉宗、幕末という4つの章を対談とそれぞれの各論で。春日太一はわかるが、飯田泰之が日本史に詳しいのにびっくり(まあ飯田泰之をよく知らないのだが)。飯田の経済で見る江戸時代は新鮮。春日の時代劇や歴史小説で見る江戸時代も共感しきり。最後の司馬遼太郎の幕末小説論はまさにその通りだと思う。お勧め。

2015/07/22

くさてる

不思議な組み合わせのお二人ながら、それぞれの専門分野から江戸時代を語ってみせた内容は、とても面白い。時代劇にも時代小説にも経済にもそこまで詳しくないわたしでも、歴史と経済、時代劇から切り取る江戸という時代という視点は分かりやすいもので、楽しく読むことが出来ました。

2015/05/27

A.T

時代劇についての取材著書が多い春日太一さんと、テレビ番組でおなじみの経済評論家飯田泰之さんの共著という異例の組み合わせ。時代劇でおなじみのシーンは、歴史的には実際どうだったのか気になるところをすり合わせてくれた。非常にわかりやすくて、付箋マークいっぱいになってしまいました。水戸黄門は確かに実際の徳川光圀とかけ離れたキャラクターだとは思っていたが、坂本龍馬や土方歳三らの幕末のヒーローものや忠臣蔵でおなじみの赤穂浪士のドラマも水戸黄門レベルのフィクションだと。時代劇に限らず、ドラマと史実はわきまえが肝心だな

2015/08/21

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