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空想工房の絵本

空想工房の絵本

空想工房の絵本

作家
安野光雅
出版社
山川出版社
発売日
2014-03-01
ISBN
9784634150546
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空想工房の絵本 / 感想・レビュー

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夜間飛行

夕陽が熱した鉄の塊みたいにジュッと音を立てて海に入っていく絵と、ポルトガルの海辺で作った「落日を拾いに行かむ海の果て」という俳句のコラボが楽しい。遠大な夕陽を人の感受性にぶつけてみよう、という悪戯めいた発想は、遠く離れた日本の都市で暮らす私の心にもすっと入ってくる。ラムネの壜を木製に描いた絵や、弾けた柘榴の中身がやはり木でできている絵もすてきだ。作者は木目を研究していたそうで、木の成り立ちや切り口の質などずいぶん凝っている。見ているうちに考えることが楽しくなり、自然と脳が活性化されるような絵ばかりだった。

2018/09/24

マエダ

世界観が良い。こういう遊び心を忘れたくない。

2018/07/01

けんとまん1007

まさに安野ワールドの集大成・・・って、言いすぎかな。というくらい、素晴らしい。見ていて、読んでいて飽きないし、新しい発見がたくさんある。絵本を超えている。絵と文章と、その背景にある遊び心や探究心、そして思想・哲学を感じることができる。いつも思うのだが、安野さんのこの絵心は、いったいどこから来ているのだろう?そして、どこまでいくんだろう?ということ。絵と算数がその根っこにあるのかなと思ったりもしている。

2014/08/17

霜月

幼少の頃から絵本の挿絵で見たのでかなりなお年の筈ですが頭の中はとっても若い!面白い本でした。絵本と言うより画集かな・・。一つ一つに解説やら言い訳やらがあるのがまた素敵。些細なことをあぁでもないこうでもないと頭を捻っておられるようすが垣間見えてこちらもワクワクしながら眺めました。

2014/06/21

いろ

雑誌「数理科学」表紙を集めた画集。息子大好き安野光雅さんだから,7歳男児にも見せると飛びつく。解説文は漢字も多くて難しいから読まないけど,絵だけで十分面白がって楽しんでいる。母(私)は楽譜や掛け算を色板にして並べた「野中のバラ」「九九」が面白いと思った。「月を盗む」も好き。息子に「どれが好きだった?」と尋ねると「コレとコレと…」ページを素早く繰りながら覚えきれない数の絵を挙げてくれた^^; 全体的には,パズル・だまし絵・ピタゴラ系など,遊べる要素のある絵が多かったけど,「マッチの種」も気に入っていた。

2015/11/19

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