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ヤマケイ文庫 岩魚の休日 釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿

ヤマケイ文庫 岩魚の休日 釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿

ヤマケイ文庫 岩魚の休日 釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿

作家
桂歌丸
出版社
山と渓谷社
発売日
2023-09-20
ISBN
9784635049771
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ヤマケイ文庫 岩魚の休日 釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿 / 感想・レビュー

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yyrn

釣りはしたことがなくても十分に楽しい本だった。落語家の桂歌丸師匠(2018年没81歳)の壮年時代の釣り談義で86年初版の復刻本。落語のマクラ話しやラジオトークをまとめたような、釣りに魅了された男が嬉々として語る40話が収まっている。笑点を見ていただけでは気づかない話ばかり。▼これを読むと、人は趣味なしには生きられない生き物なのかとも思うし、趣味が高ずれば、ここまでハマるのか、凝るのか、とも驚く。落語の修行同様に釣り名人から技を盗む話などは面白く、また登場する釣り仲間たちとの交友録も読んでいて楽しかった。

2024/01/18

スプリント

軽妙な文章で在りし日の歌丸師匠が忍ばれます。 かなりの釣り師だったのですね。 くすっとするエピソードだけでなく環境保全や釣り師としてのあり方なども書かれていて考えさせられます。

2023/11/06

みじんこ

道具や餌、様々なエピソード(熊の話は驚かされる)も含めた歌丸師匠の釣りに関する来歴を知る。自分で調べ、落語と同様に熟練者の技を盗み、様々なこだわりを持って向き合ってきたことが分かる。当然釣れた方が面白いのだろうと思う一方、解説にもあったが釣れなくてもそこで過ごす時間に意味があるという点を重視していることも分かる。子供の頃の自分は釣りに行っても何もかからないと実に退屈だったものだが、今行けば感じ方も異なるだろうか。最後には環境保全や釣り師としてのマナーについても述べており、今なお心に留める必要があるだろう。

2023/10/06

ももいろ☆モンゴリラン

テレビや高座の姿からはおよそ想像できないような、自然と対峙し熱い情熱をほとばしらせる師匠の姿がここに。短気で人ともクマとも戦えば、道具や餌は手作りやこだわりの品を用い、ベテラン釣師の技は見て盗み、細かく釣り日記をつける執念は噺家そのままである。主に渓流釣りの話だけど、それで本まるまる一冊書けるのすごい。

2024/02/22

のび太

歌丸師匠は本当に釣りが大好きなのだと実感。釣りが好きな人にぜひ一読をお勧めします。釣りの世界でも歌丸師匠は名人です。

2023/09/30

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