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詳注アリス 完全決定版

詳注アリス 完全決定版

詳注アリス 完全決定版

作家
マーティン・ガードナー
ルイス・キャロル
高山宏
出版社
亜紀書房
発売日
2019-12-18
ISBN
9784750516226
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「詳注アリス 完全決定版」のおすすめレビュー

「なんだこれ!」と思わず声が出る 世界中の“アリス・マニア”の叡智を結集した大著『詳注アリス 完全決定版』!

『詳注アリス 完全決定版』(マーティン・ガードナー、ルイス・キャロル:著、高山宏:訳/亜紀書房)

 書店へ行くと、ときどき「うわ、なんだこれ!」と思わず声が出そうになる、異様な佇まいの本に出会うことがある(もちろん「いい意味で」です)。近づいて手に取り、中を確かめる。「好きすぎてやってしまったか……しょうがないよね、愛ゆえだもの」とほくそ笑み、購入して読み始めると、自分もその仲間に加わったような気分になる――今回もそんな本を見つけてさっそく読み始めたのだが、逐一といっていいほど詳細な註釈や図版が膨大に載っていて、そのたびに読む速度が遅く……いや、もうほぼ停止状態になってしまい、まったくページが進まない、しかも前へ行ったり戻ったりすることも多々という、なんとも至福な時間を過ごしてしまい、レビューを書きたいと手を挙げたにもかかわらず、すっかり原稿の仕上がりが遅くなってしまいました……(言い訳です、すみません)

 ……ということで、ご紹介したい「なんだこれ!」本は、ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』(原題は“Alice’s Adventures …

2020/2/9

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詳注アリス 完全決定版 / 感想・レビュー

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roughfractus02

音声的言い回しや文字の組み替えや他のテクストをパロディ化する逸脱的な本文から成る2つの「アリス」は、一方で<出発-冒険-帰還>の定番物語に収まる。馴染みの物語パターンは各国語への翻訳を促し、英語本文の逸脱は他言語でその度合いを増す。本書を何度も注釈したガードナーはキャロルに関する自著への読者の感想まで注に忍ばせ、複数言語を並べてジャパウォッキーの詩を長々と注釈する。テニエルら挿絵画家の同じ場面の画の中に伝統的な仕草の図が紛れ混む。「アリス」を何度も訳し直した高山宏の邦訳は、翻訳自体が注釈なのだと主張する。

2020/10/11

ねむ

注釈本は初挑戦。図書館閉鎖前に借りて、ほぼ2か月かけてじりじりと読破しました。これは本来、買わないと読み切れない本です。アリスは子供の頃に好きだったな、ぐらいの軽い気持ちで読み始めましたが、途中からもう作者との意地の張り合い(?)みたいな感じに。ヴィクトリア朝の英語の使われ方やら社会状況やら、いろいろ勉強になりました(ほとんど忘れていくと思うけれど)。詩の翻訳って大変そうだなあと前々から思っていたけれど、アリスに関しては五重苦ぐらいの労力なのだとわかりました・・・。ほんとにこれは大変な訳業!

2020/05/28

Vincent

5年ぶりにアリスと再会。翻訳は前回同様アリスご専門の高山先生。今回もゼロから新訳。さもありなん格段に読みやすくなったし満載のイラストや文字が大きいのも追い風か。注釈はほどほどがいいかも。本編に集中できなくなるので。とまれ本書はアリスをダシにした個性的なキャラたちのたくらみをあれこれ空想するのが妙味かな?

2020/03/08

ともりぶ

本編より、テニエルのイラストが好きなアリスファンなので、注釈があればもっと理解できると思って何年ぶりかにアリスを読む。(佐々木マキさんイラスト版も平行読みしてたので、同じ訳者とはいえ違う訳で楽しめた。)こんなに訳のわからない詩ばかりだったろうか…。よく日本人に受け入れられたものだ。テニエルは刷り込みみたいなものだけど、この難解さがテニエルの決して可愛くはないイラストに合うのだ!ディズニーのアリスって詩の部分どうなってるのだろう。気になる!

2020/08/16

ダリア

注釈の量にびっくりした。しかし、本文と注釈を一緒に付けるという形式はある意味で便利。巻末に注釈をつけられるといちいち行ったり戻ったりで面倒がって結局、注釈を見ないで終わったりするから。案外、自身が本文を覚えていたことが意外だった。

2020/02/19

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