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彼女が天使でなくなる日

彼女が天使でなくなる日

彼女が天使でなくなる日

作家
寺地はるな
出版社
角川春樹事務所
発売日
2020-08-31
ISBN
9784758413596
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乃木坂46・山崎怜奈「アイドルとして劣等感ばかりだったわたしが、歴史の偉人から学んだことは……」

 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回は、乃木坂46の“才女”として知られる山崎怜奈さんが登場してくれた。本誌では、寺地はるなさんの小説『彼女が天使でなくなる日』の魅力を熱く語ってくれた山崎さん。ここでは、初の著書『歴史のじかん』をフックに、「歴史の楽しみ方」について深く教えてもらおう。

 小5のときに観た大河ドラマ『篤姫』にハマり、以降、山崎さんはすっかり歴史の虜になってしまった。

「篤姫って、教科書には出てこない人なんですよね。それが主役になるなんて、と驚いたことを覚えています。当時のわたしは、ちょっと暗い子だったんです。でも、『篤姫』を観ていたら、どんな人でも主人公になれるのかもしれない、と感じて。だったら、わたしの人生はわたしのものだし、好きに生きようと思えたんです。それから歴史にどっぷりハマっていきました。」

 けれど、歴史の教科書や授業にはあまり面白さを感じていなかったという。それでも勉強はしなければいけない。そこで山崎さんは独自の勉強法を編み出した。

「教科…

2021/4/8

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彼女が天使でなくなる日 / 感想・レビュー

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星母島で託児所付き民宿を営む千尋、子宝、子育てのパワースポットとして紹介された母子岩しかない小さな島に子育て、不妊に悩む人たちが千尋の元を訪れる。誰に対してもそっけない態度で、辛辣な言葉を発する千尋、けれど子供や家族の事を何よりも大切に思う心を持っている、そんな千尋のキャラがなかなかつかめなかったが、親に捨てられた過去、血のつながらない妹への愛情が見えてくるにつれ、彼女が媚びず、子供たちから好かれる理由がわかったような気がする。千尋を理解し、彼女を愛する麦生の淡々とした生き方も恰好良いと思った。

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2020/11/02

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<母のためのやすらぎの時間>がキャッチフレーズの星母島で、託児所つきの民宿を営む千尋。第1章に登場した、育児に悩む理津子は、第5章では夫も連れてきて再登場。はじめて島に来た時は、とても疲れた顔をしていたのに、2回目は目をキラキラさせ、「うちの近くにもこの『民宿 えとう』みたいなところ、ないかな。『育児、無理!』って思ったらさ、そこに泊まりにいくの。で、託児所に子どもを預けて寝たり、他の宿泊客と『夜泣き、きついよね』とか話すの。どうしようもない愚痴も誰かに話すと楽になるじゃない」と。そうなんですよねぇ~ ⇒

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