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いつかみんなGを殺す

いつかみんなGを殺す

いつかみんなGを殺す

作家
成田名璃子
出版社
角川春樹事務所
発売日
2023-05-15
ISBN
9784758414425
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いつかみんなGを殺す / 感想・レビュー

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夢追人009

グランドホテルを舞台に人類の永遠の敵Gを巡り利害関係者が敵味方に別れて繰り広げるハチャメチャなドタバタ・コメディーの痛快作です。一流ホテルの経営者とGを武器にして世間の評判を貶めて地位を奪おうと暗躍する勢力との戦いにG退治の専門家の女性、この日に勝負を賭けるシェフ、Gを崇拝する歌舞伎役者、Gを憎むピアニスト、コンサート歌手、殺虫剤会社の女性研究者ら大勢の人々の人間ドラマが、それぞれに喜怒哀楽の激しい感情の浮き沈みで読者の心に強く訴えかけてきますよ。Gのイメージを連想させる登場人物達のネーミングも笑えます。

2023/06/13

fwhd8325

そうかGって、あれなんだ。ちょっと引いてしまった。グランドホテルスタイルはいいけれど、何だかガヤガヤしているだけの印象でした。成田さん「東京すみっこごはん」が好きだったから、ちょっと残念な作品になってしまったかな。

2023/11/21

bura

グランドホテル形式ならぬ、「Gホテル形式」と呼べるブラックユーモア小説。鹿野森優花は東京の老舗高級ホテルの若き総支配人。会長である祖父からホテルを譲り受ける為に一大イベントを成功させねばならなかった。だが対立する副支配人から妨害を受ける。それはG!美しく清潔なホテルに放たれてしまうのだ。シェフ、マネージャー、新人ホテルマン、歌舞伎役者、ピアニスト、歌手等々ホテルに関わる様々な人間達が各々の思惑とGを交えてラストに向い交錯していく。この盛り上がりが異様に面白く、ラストは感動的。Gに耐性ある方にオススメです!

2023/08/15

aquamarine

老舗超高級ホテル、グランド・シーズンズのフレンチの厨房に巨大Gが出現!本日の重要イベントは成功できるのか?!…もうそもそも副支配人の名前が反則で笑う。いてはならないGを相手に、スタッフは大奮闘。特別な清掃人・姫黒マリはただものではなく、瞬殺の殺G描写がリアルで唖然。ホテルに居合わせた歌舞伎役者や付き人、ピアニストなどもただの脇役ではなく、Gに関わったそれぞれの過去があり、ここにいたことが彼らの人生の分岐点になっていく。そのそれぞれのドラマもとてもよかった。スピード感も抜群でラストの〆も最高。面白かった!

2023/06/08

きむこ

めっちゃG。ずーっとG。老舗高級ホテルの派閥争いで大量に放たれたG。Gを殺す場面は想像力をシャットアウト。たくさんの登場人物がGと向き合います。ただGを殺すのではなく人生まで見つめ直すきっかけになっちゃってるし🤣成田さん、なぜ題材にGを選んだ?いや、そうか私もGだからこそ興味を持って手に取ったのよね。Gを見つけたら迷いなくスリッパを叩き下ろす私だから読めたけど、Gが苦手な人にはお勧めできないかな。色々ツッコミどころはあるけれどエンタメだから気にしない。面白かったです🎵★4

2023/09/09

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