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時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~ (メディアワークス文庫)

時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~ (メディアワークス文庫)

時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~ (メディアワークス文庫)

作家
成田名璃子
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-03-23
ISBN
9784049144123
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時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~ (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

音源を入れてないのに1985年のFMラジオが時を超え、令和の一人のリスナーだけに届く。文明の利器の違い、言葉の違いに、DJトッシーが途惑うのは当たり前だよね。スマホは当然ないし、言葉ではエモいとか確かに1980年代にはなかった言葉だよ。トッシーよ、ナウいとか言ってギャフンとしてやれと思ってしまった昭和のおっさんの俺(笑)。ただ、昭和、平成、令和だろうが、変わらぬものはある。それは人の気持ち。時代が変わっても、悩みや葛藤、人を想う気持ちは変わらない。そう思わせる物語。掘り出し物の面白さでした。

2023/04/27

おしゃべりメガネ

お気に入り読友さん達が何気に絶賛していた作品で、しかも成田さんとなれば失敗はしないだろうと手にとりましたが、しっかりと期待を裏切らないステキな一冊でした。時は1985年とここ最近を結ぶタイムリープものになるかと思いますが、1985年をしっかりリアルタイムで経験している自分的にはハマりましたね。ラジオのDJ「トッシー」が何気に冗談のようにつぶやきはじめたトークが限られたリスナーのもとへ。しかも選ばれしリスナーは時代を跨ぎ、それぞれにワケありな悩みを抱えています。ほっこりしながらドキドキもできる作品でした。

2023/05/05

シナモン

バブル時代のローカルラジオが繋がる先ははるか未来の令和の時代。リスナーはたった一人、苦しい何かを抱えていて、切羽詰まって、でも同時代の親しい人には助けを求められない、そんな人。なんと面白い設定。ショルダーフォンからスマホへ…。時代は進化しても人間の本質は変わらない。時空を超えて絡み合う人間模様、とても楽しめました。

2023/09/14

mariya926

ラジオスイッチを入れずに生放送を始めたDJトッシー。なんと未来に通じてしまう物語。未来で色々と悩んでいる人と話す内に、少しずつ扉が開かれていきます。好きなタイプの物語ですが、ちょっと物足りない感じがしました。なんでだろう?

2023/05/28

あすなろ

おーい、ほんとに誰もいませんか?こちら1985年。未来の人達、聞こえてたら電話プリーズ。と、ローカルFM局から聴こえる人だけに聴こえる放送。現在と1985年のDJや関係者との対話。ま、ファンタジーではあるのだが、ふとそんな対話を孤独だったり疲れたりしている真夜中、したくなってしまう様な作品。僕はラジオが好きなのでより一層ホッとした作品となった。特に正直何という事はないのであるが、疲れた日常から休みへのイントロダクションに良き作品。

2023/04/30

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