KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

たそがれ御堂筋 バー堂島(2) (ハルキ文庫)

たそがれ御堂筋 バー堂島(2) (ハルキ文庫)

たそがれ御堂筋 バー堂島(2) (ハルキ文庫)

作家
吉村喜彦
出版社
角川春樹事務所
発売日
2020-10-15
ISBN
9784758443692
amazonで購入する Kindle版を購入する

たそがれ御堂筋 バー堂島(2) (ハルキ文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しんごろ

歳をとるとね、惰性的になるというか、言い訳作って楽な方に逃げるということがままある。そして一人で切り盛りしてるから、見えてこないこともある。楠木も長年、やってるから、見えてない事があったんだろう。他人から見て、こだわりがこだわりでなかったんだろう。でも頑固にならず、反省できる楠木はすごく紳士な男だと思う。そんな楠木だからこそ、常連客もついてきてくれて、楠木の作る酒に満足するに違いない。店に流れる音楽をリクエストして、楠木の作るカクテルを飲みたいな。注文は“オールド・パル”だね。

2020/10/24

おしゃべりメガネ

やっぱり本作を読むとお酒(特にウイスキー)が飲みたくなりますね。シリーズ第2弾とはいえ、話自体は特段繋がりを識しなければならないかと言うと、個人的にはあまりそうは思わず、パラパラと捲ってサラッと読むには最適な一冊です。御堂筋でひっそりと『バー堂島』を営むよわい還暦間近の主人公「楠木」は今日も店を開きます。そんな彼の元に常連客が集い、バーならではのお話でそこに笑いあり、シリアスありな描写で綴られています。こんな素敵なバーで静かにウイスキーを傾けながら、タイトルどおり、ちょっとはたそがれてみたくなりますね。

2020/12/13

まさきち

前作同様大阪弁のテンポのよい会話にあふれた4つの話を集めた一冊。何かを説教臭く説く訳ではないけれど、でも何かを得たなと感じさせてくれるところが素敵でした。また前作の登場人物も多数現れて、その後を知ることができて一安心。彼らの今後もぜひぜひ知りたいので、更なるシリーズ作を期待しての読了です。

2023/08/25

ジュール リブレ

やってきたことが、ある人からは過ぎると言われ、またある人からは足りないと言われ、どうしたら良いのか悩む。マティーニは、どうもそんな奥深いカクテルのようだ。ただ濃いお酒と思っていたが。人生そんな繰り返し。最近、家での🍺や🍷が多く、バーにはご無沙汰ですが、たまに、BGMを聞きながら🍸もいいですね。少し洒落た演歌の世界、いろんな人生の悲喜交交がありました。表紙の角瓶のエピソードが素敵でした。抜けてるくらいでちょうど良い。

2021/01/30

Shoji

大阪の堂島にあるバーを舞台にした人情活劇です。ちょっとお疲れモードの人が元気を取り戻すお話だったり、亡き父親に励まされるお話だったり。私も読んで少し元気を貰えました。

2020/11/25

感想・レビューをもっと見る